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市場が下落相場の時にできる対策ポイントを解説

ファイナンシャルフィールド / 2019年7月9日 9時0分

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日経平均がバブルの最高値をつけたときから約30年が経ちました。その後もITバブルなどの上昇相場やリーマンショック後の下落相場など、上げ下げを繰り返し今日に至っています。   相場はずっと右肩上がりで上がっていくということはないので、下がっているときにも何か対策をしていたほうが賢明でしょう。特に分散投資をしていない、株式中心のポートフォリオを組んでいる方は、要注意です。   では、どうしたらいいのでしょう。下落相場の時にできる対策とポイントを考えてみました。  

キャッシュポジションを多めに持つ

下落相場に突入すると、それまで投資に向けていた資金の一部、または全てを現金化する方も多いのではないでしょうか。キャッシュポジションを普段より多めに持つことは、下落時に有効な対策です。一年中、常に何かに投資をしていなければならないというわけではありません。
 
「待つも相場」という格言もある通り、時にはじっと待って買い時を見計らうことも必要です。下落が続いて、売るにも売れなくなり塩漬け株になると、もう手が付けられません。相場の潮目が変わったところで一度、保有株を見直して、現金の比率を普段より高めにしておくといいでしょう。
 
また、下落相場に差し掛かかると悲観的になりがちですが、目当ての銘柄が安く買えるかもしれない好機ととらえているといいでしょう。せっかくの好機が訪れたときに購入資金がないことで困らないように、意識して準備しておくことが大切です。
 

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ベア型のファンドに投資をする

投資信託には、先物やオプションなどを利用して基準の指数に対して2倍や3倍の動きをする、ブルベア型のファンドがあるのをご存知でしょうか。
 
ブル型とは、雄牛が角を突き上げるときのように、相場が上昇していくときに利益が出る仕組みのものをいいます。反対にベア型とは熊が爪を振り下ろすことにたとえて、相場が下落したときに利益が出る仕組みのものをいいます。
 
ETFで上場しているものもあり、日経平均やTOPIXなどを対象としているものがあります。値動きが荒いので、中上級者向けといえるでしょう。
 
下落相場では、ベア型のファンドが力を発揮します。下がったときに利益を狙うので信用取引の空売りに考え方は似ていますが、信用取引のように相場の動きによって追証などが発生することがないことも特徴です。
 
また、保有株のヘッジとして持つこともできるので、保有株の下落をベア型のファンドでリスクヘッジするという考えかたもできます。
 

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一度に大量の買い付けをしない

下落相場でお目当ての銘柄の買い時を狙っている方も多いと思います。この時に気をつけなければいけないのが、一度に大量の買い付けをしないことです。
 
いくら安いと思っても油断は禁物です。相場が下げ止まったことを早い段階で判断するのはとても難しいことですので、さらに下がった時のことを考えて一度に大量の買い付けをしないように心がけましょう。
 
一定の期間に一定の金額で同じ投資対象を買い続ける手法をドルコスト平均法といいますが、下落相場の時こそ、このドルコスト平均法を意識して投資することをおすすめします。
 
相場が下がっているときには多く、上がってきているときには少なく買い付けができるので、平均購入単価が平準化できます。下落相場のような購入するタイミングに迷うときには取り入れたい投資手法です。
 
いかがでしたでしょうか。下落相場は、投資をするには絶好のチャンスであることが多いです。下がってから慌てることのないよう、事前に用意しておけるといいですね。
 
執筆者:小沼鮎子(こぬま あゆこ)
ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
 

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