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ポジションがない!? U-21代表FW荒野「一番やりたいのは…」

ゲキサカ / 2014年9月9日 19時51分

ポジションがない!? U-21代表FW荒野「一番やりたいのは…」

 実は自分のやりたいポジションがある。だが、そのポジションはU-21日本代表には存在しない。だからこそ、コンサドーレ札幌のFW荒野拓馬は与えられたポジションで全力を尽くそうとしている。

 9日に行われたフォーメーション練習で手倉森誠監督が採用したのは、8月の福岡合宿でベールを脱いだ4-3-3。荒野は右ウイングに配されて、トレーニングをこなした。「攻撃の起点となるだけでなく、前線からしっかり守備をこなしてチームのためにプレーしたい。運動量があることを買われての起用だと思うし、僕はある程度、自由に動ければ自分の長所を出せると思っているので、それをサイドでも実践したいですね」と抱負を語っている。

 所属する札幌では「4-2-3-1の右サイドハーフをこなしている」ため、「右ウイングはチームのポジションとも被る部分があるし、イメージとしてつかみやすいと思います」と、札幌での日々がU-21日本代表につながると充実の表情を見せた。しかし、直後に「ただ…」と話し始めると、「実は自分が一番やりたいのはトップ下なんですよね」と笑って答えた。

 札幌ではトップ下に入ることもあるが、U-21日本代表のベースとなると考えられる4-3-3にはトップ下が存在せず、自身も「そのポジションは代表にはないですからね」と苦笑した。だが福岡合宿での練習試合ではCFをこなしたようにトップでも起用可能の荒野は、「どこのポジションでもできると思うので、与えられたポジションで、自分の良さを出せるようにしなければいけません」と断固たる決意を語った。

 アジア大会開催期間中もJリーグは開催されることもあり、今回のメンバー選出はJリーグ各チームから1人ずつという制限があった。札幌からは荒野がメンバー入りしたため、福岡合宿に招集されたDF奈良竜樹や6月の大阪合宿に招集されたDF小山内貴哉らはメンバーから漏れることとなった。

 荒野は「メンバーに選ばれたことはうれしいし、札幌の代表としてプレーして行きたい」と力強く語ると、「同世代のメンバーはクラブで頑張ってくれると思うので、僕は代表で頑張ります。刺激し合いながら、お互いに良いパフォーマンスを見せたいです」と話したように、遠く離れた札幌のチームメイトと切磋琢磨しながら、ともに成長していこうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)
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