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[プレミアリーグEAST]新スタイル収穫の流経大柏と練習成果出た市立船橋、千葉名門対決は譲らずドロー

ゲキサカ / 2014年9月22日 20時40分

 流経大柏は26分にも左サイドで混戦を制した小川が独走。最後の局面は逆サイドから猛烈なスピードでカバーに入った左SB杉岡大暉(1年)に阻止されたが、前から迷いなく追い続けるプレスで相手にビッグチャンスをつくらせない。そしてアディショナルタイム突入後の46分には再び左ショートコーナーから今度は新垣がグラウンダーのパスを入れる。スルーした選手の後方から絶妙なタイミングで飛び込んだCB山田健人(3年)がダイビングヘッド。ただ、決定的な一撃は志村が反応良く叩き落として得点にはならなかった。

 後半も小川と藤井の注目選手同士が激しいマッチアップ。流経大柏が縦パスを多用したため、空中戦の回数が増えた。リードされた市立船橋にとっては攻めても押し戻される流れの悪い展開だったが、高い集中力で存在感を発揮した藤井と杉岡をはじめ、右SB打越大樹(3年)やMF椎橋慧也(2年)が相手の攻撃を跳ね返していく。そして市立船橋は13分、鵜澤の左クロスをファーサイドで受けた永藤が縦に仕掛けて中央へラストパス。決定的なシーンだったが、ここは流経大柏守備陣がゴールを死守して得点を許さない。

 その直後に市立船橋はCFの大型FW磯野隆明(3年)と鵜澤に代えて、ともに縦への突破力に秀でたMF小林瑞知(3年)とMF高橋陵(2年)を同時投入。すると、いきなり同点ゴールが生まれる。14分、市立船橋は右サイドでボールを持った藤井が逆サイドの小林へ素晴らしい展開。この一本のパスで局面が変わった。上手くコントロールした小林がスピードに乗ったドリブルで一気にPAまで持ち込み、右足シュート。これはGKに阻まれたが、判断良くゴール前に詰めていた古屋がこぼれ球を押し込んで同点となった。

 市立船橋は前節、鹿島ユースに0-3で敗戦。藤井は「アントラーズ戦は押し込めていたけれど、自分らがボールを持っている時に縦パス入れて引っ掛けてカウンターで失点だったり、自分らからのミスが多くて、試合を壊しにいくということをチームとしてやっていなかった。みんな今週の練習では、綺麗に意図的に崩しにいくというよりはDFラインの背後に落として、それにプレッシャーをかけて奪い返して点につなげたりという“壊し”に行くこと、サイドアタッカーが裏取ること、オフェンシブ(MF)が裏取ることをやっていた。(同点ゴールの起点となった対角線のフィードはCBでコンビを組む)白井とも一緒に逆サイドへのボールを練習しようと、アントラーズ戦から毎日練習していた形だった」と説明していたが、鹿島ユース戦の反省を活かして綺麗に崩すのではなく、相手の隙を突いて「壊しに行った」結果、生まれた同点弾だった。

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