[アジア大会]PK献上のキャプテン大島「責任は自分にある」
ゲキサカ / 2014年9月28日 21時21分
[9.28 アジア大会準々決勝 日本0-1韓国 文鶴]
キャプテンは自分を責めた。一方的に韓国に攻め込まれながらも、粘り強く、体を張ってゴールを守り続けたU-21日本代表だったが、試合終盤の後半43分にPKから失点を喫してしまう。PKを与えてしまったのが、キャプテンマークを巻くMF大島僚太だった。
ゴール前に上げられたボールに反応したものの、PA内でDFイ・ジョンホを倒してしまう。「自分は競って、中に入れられる方が嫌だなと思って。競ってくると読んだのですが、それがああいうプレーになってしまって。逆を突かれたかなと思います」と唇を噛んだ。
この試合、大島は精力的に走り回った。168センチと小柄な体で球際の勝負に挑み、相手選手から何度も強引にボールを奪い取った。物静かなキャプテンが、勝利のためにプレーでチームをけん引しようと奮闘した。
戦う姿勢は見せた。しかし、「相手の時間が長かったときに、我慢するということだけしか皆と話せなかった。悪いリズムをどう変えようかというところが、出せなかったと思う」と語ったように、守備に重心を置く割り切った戦いの中でも、自分たちの流れを生み出せなかったことを悔やんだ。
韓国戦を振り返り「自分がPKを与えていなければ良かった。結果的に与えたのは自分なんで。責任は自分にあります」と悔しさをにじませながらも、「個々の、自分自身を含めて、もっとうまくなって強くなることが必要」と敗戦を糧にさらにレベルアップしようと決意を示した。
(取材・文 折戸岳彦)
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