伝家の宝刀炸裂、直接FKを沈めた浦和MF柏木「あれを決めるしかない」

ゲキサカ / 2014年10月5日 19時1分

[10.5 J1第27節 浦和2-1徳島 埼スタ]

 嫌な流れを背番号8の左足が断ち切った。大雨の影響でピッチ上に水たまりができる最悪のコンディション。最下位の徳島相手に先制点を奪われる苦しい展開となった浦和レッズは、前半終了間際の41分にFKのチャンスを迎える。キッカーを任されたのはMF柏木陽介だった。

 序盤から押し込む時間帯が長くなった浦和は何度もCKを得ていたが、そのチャンスを生かし切れずにゴールネットを揺らせなかった。キッカーを務めていた柏木は、「CKが何本かあったけど、ボールが上がらない状況だった」と話している。

 しかしCKを重ねることで、FKの感覚をつかめたと語る。「CKのニアに蹴るくらいの感覚で蹴れば一番良いだろうなと思っていました」。迎えたFKの場面、迷いなく振り抜かれた左足から放たれたボールは、ゴールポストに当たりながらもゴールマウスに吸い込まれる。「あれを決めるしかないと思っていたから。CKのミスの感覚が、逆にFKの得点につなげてくれたのかなと思います」と嫌な流れを断ち切る鮮やかな一撃を振り返った。

 さらに同点で迎えた後半18分には、柏木のFKをFW李忠成が胸で落とすと、DF那須大亮が蹴り込んで逆転に成功。「(ボールが)飛ばないと分かっていたから、ライナーで蹴ってあげた方が皆が競りやすいかなと思ったので。それが点につながりました」とピッチ状況を考えてのFKで決勝ゴールを演出した。

 セットプレーでの正確なキックもさることながら、劣悪なピッチコンディションでも高度な技術で攻撃をコントロール。逆転勝利へと導いた男は、「こういう試合を勝てたということが、自分たちにとって非常に大きなこと」と視線を上に向けて話した。

(取材・文 折戸岳彦)
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