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[MOM1209]松山北MF村上正憲(3年)_絶大な信頼置かれる松山北の核、決勝弾で大会MVP

ゲキサカ / 2014年11月10日 23時46分

[MOM1209]松山北MF村上正憲(3年)_絶大な信頼置かれる松山北の核、決勝弾で大会MVP

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.8 全国高校選手権愛媛県予選決勝 松山北高 1-0 済美高 ニンスタ]

「彼がMVPになったら嬉しいですね」。大会MVPの発表が行われる前に松山北高の渡部晃久監督はそう口にしていた。指揮官は「周りのチームからは要注意人物ではないと思うんですけど、彼がいないと。松山北高校全体の核。オフ・ザ・ピッチのところは素晴らしいし、サッカーノートも毎日書いてきますし、彼のコメントは凄く正直で。ボクの練習が上手くいかなかったら、『きょうの練習はイマイチだった』とか。(選手たちとはそれくらい深い関係を築いているが特に)彼がいなかったら、インターハイもなかったと思いますし、陰のMVPというか。そういう選手だと思います」。決勝ゴールを決めた働きも含めてか、渡部監督から陰のMVPとして讃えられたMF村上正憲(3年)が、その期待通りに大会MVPを獲得。表彰式の中で一度はゲーム主将のCB上東嵩史がMVPとして発表されたが、すぐに訂正され、村上本人も苦笑いのMVP受賞となった。
 
 村上は渡部監督からの信頼について、「そう思って頂けるのは凄くありがたいことだと思います。でも、自分はまだまだチームのためにできることがあると思いますし、大会期間中は自分のマークでの失点があったりして、苦しい戦いにしたりしたんですけど、1、2年生が点取ってくれて、助けられた感じになったので、まだまだチームのためになれていないのかなと思っています。きょうも点取ったくらいで、実際に自分のプレーは苦しい時に落ち着かせるという役割があると思うんですけど、100点つけられるプレーではないですし。MVPっていうのは最高のものだとは思うんですけど、きょうも1-0で終われたのは、守備陣の頑張りだと思いますし。自分がゴール取ってMVPになったくらいしか考えていない。このMVPは応援団含めてチーム全員で獲ったものだと思います。チームメートには感謝したいです」。ヒーローから出てきたのは謙虚な言葉ばかり。それでも決勝ゴールは自身が長所と分析する頭脳的なプレーがもたらした千金弾だった。

 後半3分、松山北は左サイドでFW田中宏武がスルーパス。これに対して先にボールに追いついた済美DFがスライディングで蹴り出そうとした。ただ「得点する前のプレーの時にも同じSBの選手にスライディングでボール取られて。その時にスライディング多いのかなと思ったので、相打ちになるんじゃなくて一個待ったらボール当たるんじゃないかなと思ったら本当に当たったのでびっくりしています」と、村上正は先にDFに滑らせておいて、クリアしようとしたボールを狙い、それを足に引っ掛けて独走。そのままPAに侵入すると、右足で決勝ゴールを流し込んだ。

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