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レギュラー取り狙う選手たちが躍動、東福岡が九州新人戦3位に

ゲキサカ / 2015年2月18日 7時10分

レギュラー取り狙う選手たちが躍動、東福岡が九州新人戦3位に

[2.16 九州新人大会3位決定戦 東福岡高 4-0 鹿児島実高 西原町民陸上競技場]

 第36回九州高校U-17サッカー大会(九州新人大会、沖縄)の3位決定戦で東福岡高(福岡1)と鹿児島実高(鹿児島1)が対戦。東福岡が4-0で快勝して3位になった。

 東福岡、鹿児島実ともに今大会で登録の全20選手を起用。3位決定戦ではこれまでから多少メンバーを入れ替えてのゲームとなったが、それぞれの選手たちにとっては貴重なアピールの場だった。

 志波芳則総監督が「(福岡に残っている選手たちがいる中でメンバーに)生き残らないといけないと選手が感じていたのは事実」と語った東福岡は、前日の準々決勝で前半途中交代し、悔しい思いをしていたMF牛嶋幹太(2年)が「昨日は緊張とかあった。きょうは試合前に志波総監督が『緊張せずに自分のプレーを』と。それで自分のプレーが出せたと思います。キックには少し自信があるので、それで攻撃のリズムをつくれればいいかなと思っていた」と強い意気込みで試合へ臨んでいたのをはじめ、他の選手もチャンスをものにしようとしていた。

 1ボランチとして東福岡の14年全国高校総体優勝に貢献した先輩MF近藤大貴と中学時代にダブルボランチを組んでいたという牛嶋が左足のゲームメークやセットプレーでの多彩なキックでアピールすれば、FW佐藤凌我(1年)が2得点とエースストライカーのFW餅山和輝(2年)を脅かすような活躍。また高い位置でキープ力を発揮したMF三郎丸瑞基(1年)らそれぞれが持ち味を出してアピールした。

 序盤から牛嶋、三郎丸、MF田尻京太郎(1年)を軸にボールを動かし、右SB林雄都(2年)の攻撃参加などから押し込む東福岡は27分、右サイドからMF比嘉元規(2年)が入れたボールをコントロールした佐藤が切り返しでDFをかわして右足シュートを叩き込む。35分にもショートパスでの崩しからビッグチャンスをつくった東福岡は後半も7本のCKなどからチャンス。20分に三郎丸のスルーパスで右サイドを抜け出したMF橋本和征(2年)が右足でゴールを破って2-0と突き放した。

 一方の鹿児島実は小柄なMF山口侑晟(2年)が中盤で存在感。局面を打開するドリブル、左右両足から正確なパスを通すなどスキルの高さを見せつけていたほか、後半22分にはMF米田銀次郎(2年)の左クロスをファーストタッチで上手くコントロールしたFW大下翔(2年)が決定的な右足シュートへ持ち込んだ。これは東福岡のU-17日本代表GK脇野敦至(2年)のビッグセーブに阻まれたが、大会通して身体能力の高さを示したCB大南拓磨(2年)や泥臭くゴールを守るCB鎌田佑生(2年)、また東福岡CB福地聡太(2年)の決定的なヘディングシュートをスーパークリアした右SB山縣聖也(2年)らの奮闘で失点を最小限にとどめていた。

 それでも試合は終盤に東福岡が連続ゴール。34分、交代出場のMF高江麗央(1年)の左クロスを佐藤がゴールへ沈めて3-0とすると、アディショナルタイムにも佐藤の右クロスを三郎丸が右足ボレーで決めた。森重潤也監督は課題の見えた選手たちや、準決勝敗退で悔しい思いをした選手たちが「どう感じるか。そこからどう取り組むか」に期待していたが、最終戦で各選手たちはモチベーション高く試合に臨み、いい形で大会を終えた。「(チーム全員)気持ちの入った試合。最後まで70分間やれたと思います」と振り返る牛嶋は「(今年東福岡は)あまり強くない時代と言われているので、それを見返せるように日々努力したい。最後の選手権でいい結果を出したい」と力を込めた。

[写真]東福岡はメンバー争いの中でMF牛嶋らがアピール

(取材・文 吉田太郎)

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