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[特別インタビュー]1対1への揺るぎなき自信…浦和GK西川周作「ドンと来い!」

ゲキサカ / 2015年5月4日 11時30分

―西川選手が相手選手と1対1になってスタジアムが沸くことが多いですが、第7節終了時点で、1対1のピンチになんと全勝です。相手選手と1対1で対峙するときはどういう心構えなのですか?
「“どんと来い!”という感じです。これまで1対1というシチュエーションは数多く経験してきましたが、その経験によって、対処法やメンタルの持ち方が鍛えられてきました。1対1になればなるほど“よし!”と思います。“ヤバイ”ではなく、“チャンスだ”と思いますね」

―西川選手は、ビッグセーブには試合の流れを変える力があると信じていますよね。
「僕はそのワンプレーがチームを鼓舞すると思っています。90分間の戦いが終わって、『あのピンチを止めていたから勝利できた』と言えるようになりたい。チームが勝つために、どんなピンチでも止めていきたいと思っています」

「ゲキサカは
毎試合後に見ています」

―キーパーのワンプレーが流れを変えたという意味では、第7節の名古屋グランパス戦の後半6分に小屋松知哉選手のカウンター攻撃に対して大胆な飛び出しを見せ、ペナルティーエリアを大きく出てクリアした場面がありました。
「あのときは、一度後ろに下がってからだったので、自分でもそこからよく出たと思いますね。あの場面は縦関係の位置だったので、相手の距離やボールの位置、僕との位置関係が分かりにくかったです。最初は下がろうかなと思ったのですが、次の瞬間には無心で前に出ていました。一度下がったら戻るのが普通だと思うのですが、あえてそこは思い切ったことをしてみました」

―短い時間に難しい見極めから勇気ある判断を下していたんですね。
「小屋松選手のコメントを見ると、僕が一度下がったことでスピードを緩めたと言っていました。ですから、下がったことが結果的には良かったようです。彼がスピードの速い選手だという情報は入っていたので、とにかく思い切って前へ行きました。それに、あの1分後に追加点が入ったことも良かったと思います」

―日ごろから西川選手がキーパーの仕事の理想だと話していることの一つを実現したということですね。
「すぐに点が入ったので、そうだったと思います。あとで振り返ってみても、自分にとってもトライして良かったと思えるプレーでした。あのときは本当にさまざまなリスクを考えるより、良い方向に頭が働いていました。飛び出して抜かれて失点するとか、引っかけて退場するとか、そういうことはまったく考えていませんでした」

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