[プレミアリーグWEST]G大阪ユースが「勝ち点6を意味する」首位・C大阪U-18との頂上決戦を制す!
ゲキサカ / 2015年7月13日 8時8分
G大阪は2点を獲ってからは受け身になって苦しんだものの、「相手は前からドンドン来ることが分かっていたので、それよりも自分たちが走り勝って、相手を自由にさせないように考えていた」(松岡)という戦いが機能。チャレンジ&カバーの関係も崩さず、C大阪に決定機を与えず前半を終えた。
後半はG大阪の梅津監督が「2-0になってからが難しい」と新チーム立ち上げ当初から懸念していた通り、序盤はC大阪の猛攻を受ける形に。後半6分には波状攻撃のこぼれ球を高い位置で拾ったU-18日本代表FW岸本武流が、10分にはDF堀江大騎の右クロスからFW井上泰斗がシュートを狙ったが、ゴールを奪うことができない。耐える時間が続いたG大阪にとって必要なのは試合を決定づける3点目だったが、20分に中央を川浪、市丸とテンポよく繋いだパスをFW武田太一が加点。前半のうちに試合を決定づけることは出来なかったものの、「ダメージを与える3点目をいかに獲るか。獲り方も大事で、事故みたいな得点ではダメ」という指揮官の理想に近い形の得点で勢いを再び引き戻すと、31分には市丸が武田とのワンツーでPA抜け出し、更なるダメ押しゴールをマーク。C大阪も斧澤、岸本らが個の力で1点を返しに出たが、大熊監督が「もっと強引にでも行ってもらいたいプレーがたくさんあった。もっとチャレンジして欲しかった」と振り返ったように、G大阪の守備を崩すまでには至らず。4-0でタイムアップを迎えた。
「勝てば勝ち点差1に詰め寄り、負ければ7差に広がる。実質、勝ち点6を意味するゲームを制したのは大きい」。梅津監督がそう評しように、首位・C大阪との勝点差を詰める勝利となったが、「今日、勝っても次に勝たないと意味はない」と続けたように気の緩みはなし。初のプレミアリーグ制覇に向けて目の前の一戦一戦をしっかり物にしていくつもりだ。
(取材・文 森田将義)▼関連リンク
2015プレミアリーグWEST
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