[MOM1419]仙台ユースFW本吉佑多(3年)_競って、運んで、撃って決めた!10人で戦うチーム救った“衝撃”の決勝弾!
ゲキサカ / 2015年7月29日 8時47分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 日本クラブユース選手権(U-18)大会準々決勝 名古屋U18 1-2 仙台ユース 県立敷島]
衝撃的なゴールが熱戦に終止符を打った。1-1の後半42分、ベガルタ仙台ユースはセットプレーでのカウンターから唯一前線に残っていたFW本吉佑多(3年)へボールを入る。ハーフウェーライン手前でDFと競り合った本吉には、この時点ですでにゴールへのイメージが出来上がっていたという。「行くしかないと思ったので。競って終わりとは思っていなかったです。自分で触って、前向くしかないと思っていた」。DFを弾き飛ばすかのように競り勝った背番号18は、前向きにボールを拾うと躊躇することなく単騎突進していく。カバーするDFはいたが、鋭い切り返しで逆を突いてPAまで前進し、そのまま右足シュートをゴール左隅へ叩き込んだ。
「競って終わり」ではなく自分が「行くしかない」と1人で決めてしまった184cmFWのスーパーゴール。「(相原)旭が退場しちゃって、あそこ(セットプレー)で自分は守備しようと思ったんですけど、スタッフたちに『前に残ってみんなを信じろ』と言われたんですよ。自分も信じて前でやったら、ボールが来たんで、『みんなのために決めるしかない』という気持ちで決めました。(その前の)1本目とか2本目で相手のフィジカルとかは分かったんで、これはひとりでもフィジカルとスピート使っていくしかないと思っていました」。全国大会の準々決勝で、狙って決めることのできるような状況ではなかった。だが、野性的な動きでゴールへ向かい、奪い取ったストライカーが劇的勝利の主役となった。
この日は後半11分にも左サイドを抜け出してからのクロスでパートナーであるFW吉田伊吹のゴールをおぜん立て。本吉は今大会は福岡戦で先制ゴールを決めているものの、その後は2トップともに決定力を欠き、チームに迷惑をかけていた。「(0-0からのPK戦勝利だった)前節の清水戦とかディフェンスに助けられた。もう片方の(吉田)伊吹と『そろそろ決めないといけない』と話していた」という。それだけに退場者を出して苦境に立っていたチームを救うゴールを「めっちゃ嬉しい」と心から喜んでいた。
重戦車のような突進や184cmの高さを活かしたダイナミックなプレーでゴールを狙うストライカーは、千葉県の三井千葉SCジュニアユース出身。高校進学時には色々なチームからの誘いがあったというが、その中で仙台ユースへ進むことを決断した。「自分、こういうプレースタイルなんで、上手くなりたいというのがあったんですよ。ユースに入ってサッカーを知りたいと思って。本当、正解だったと思っています。まだ下手なんですけど、(監督の)越後さんに3年間戦術とか教わって来て、ちょっとは頭使えるようになったかなと。でも、全然まだまだですよ」と豪快に笑う。その中でこのゴールは今後への大きなアピールにもなったはず。準決勝、決勝でもその豪快なプレーでチームを救うことができるか、注目だ。
[写真]後半42分、仙台ユースFW本吉が右足で決勝ゴール!
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]「神田君みたいに」。サイズ、しなやかさも備えたFW坂本健悟は静岡学園のエースストライカーへ
ゲキサカ / 2024年4月23日 16時6分
-
G大阪20歳FW坂本一彩が2戦連発&決勝弾「めちゃくちゃ気持ち良かった」J1で深める手応えとギラつく向上心
ゲキサカ / 2024年4月20日 20時2分
-
昨年6月以来の復帰戦で特長発揮。神村学園の注目FW金城蓮央は「13」の先輩たちに「負けないぐらいのプレーを」
ゲキサカ / 2024年4月16日 17時16分
-
[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
-
「ロス五輪への推薦状」第15回:“ストライカーの名産地”立正大淞南から新たな素材。新2年生FW若槻大雲が類まれな得点能力を発揮中
ゲキサカ / 2024年4月3日 7時15分
ランキング
-
1大谷翔平がMLB日本人通算HR記録を更新 それでも超えられない「ゴジラ松井」という高い壁
NEWSポストセブン / 2024年4月23日 17時30分
-
2「衝撃的で恥ずかしい夜」 大谷翔平7号で敵地紙が赤っ恥、ブーイング消され「今季最悪の試合」
THE ANSWER / 2024年4月27日 11時27分
-
3横綱照ノ富士の憂鬱…辞めるに辞められず、後進育てつつ騙し騙し土俵に立ち続ける重責
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月27日 8時0分
-
4大谷翔平 先制7号ソロ!“因縁の地”大ブーイング黙らせた 日本生まれド軍最多本塁打記録で指揮官に並ぶ
スポニチアネックス / 2024年4月27日 8時12分
-
5C大阪VS横浜FM、試合中倒れた急病人の意識は確認 チーム医師らが客席に駆け付け対応→救急車で搬送
FOOTBALL ZONE / 2024年4月27日 17時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください