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[総体]鋭い飛び出しとビッグセーブ、そして声・・・東福岡はU-17代表GK脇野の存在も大きな勝因に

ゲキサカ / 2015年8月9日 7時8分

[総体]鋭い飛び出しとビッグセーブ、そして声・・・東福岡はU-17代表GK脇野の存在も大きな勝因に

[8.8 全国高校総体準決勝 東福岡高 5-2 立正大淞南高 ユニバー記念競技場]

 立正大淞南高が放ったシュートは13本。スルーパスで東福岡高の背後を取りかけたシーンは何度もあった。だが、東福岡は50m走6秒台前半の俊足を持つU-17日本代表GK脇野敦至が鋭い飛び出しで立正大淞南の攻撃を遮り、ビッグセーブも見せて王者に白星をもたらす大きな要因となった。

 前半5分には思い切った飛び出しでDFライン背後へのボールをパンチングしたが、相手MFの下へ落としてしまい、続くシュートこそ好反応でセーブしたが、そのこぼれ球をゴールへ押し込まれてしまった。積極性が結果的に裏目に出てしまったが、そこで引きずらなかった。逆転したあとの20分にはスルーパスで飛び込んできた相手よりも一瞬速くキャッチ。22分には至近距離からのシュートを弾きだした。

「あそこで止めないとチームの流れを持っていかれるし、自分のアピールの場としてもそこは逃すことができない。止めるところは止めようと」集中していた。その脇野は後半9分にも相手のエースFW井上直輝との1対1でビッグセーブ。直後にクロスから失点したものの、大声を飛ばしてチームメートに切り替えの速い守備と攻撃を要求し続ける。まだ2点差のある状況だったが「点取られたあとはどんどん攻め込まれるという経験があるので、そこはしっかり締めなおしてやっていきました」という声でチームを引き締め、勝利へと導いた。

 鋭い飛び出しと、ここぞの場面でのセーブ、そして声で差をもたらした脇野。2年生守護神として活躍した昨年以上のプレーで再びタイトルを獲得することができるか。「去年も経験させてもらって、自分たちの代でもあるので今年に懸ける気持ちは本当に強い。2連覇達成したいと思います」。あと1勝。世代屈指の守護神が今夏も、再び優勝GKに輝く。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

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