[国体少年男子]「これからの和歌山にすごく意味のある1勝」開催県・和歌山が3位に!!
ゲキサカ / 2015年10月2日 22時55分
3位の座をかけた熱い戦いに決着をつけたのは中学生FW中川のゴールだった。後半28分、相手の背後を狙った中川がこぼれ球に反応して左足シュートを叩き込む。兵庫は直後にともに主力MFの佐藤昴(神戸U-18、1年)と持井響太(滝川二高2年)を同時投入。32分には佐藤の中央突破からMF日野公貴(滝川二高1年)の右クロスを今岡が頭で合わせる。また35分には左サイド後方からのクロスボールを今度は前川が頭で合わせるが、決定的な一撃を和歌山GK森下尚人(近大新宮高2年)がワンハンドでセーブ。集中した守りで兵庫の反撃をかわした和歌山が3位を勝ち取った。
和歌山の中村監督は「選手が本当に頑張ってくれて、それに尽きます」。主将の和田は「昨日は優勝目指していたので(負けて)涙が出てしまったんですけど、きょうはホンマ笑顔で終わることが出来て本当に良かったです」。和歌山の選手たちは小学生、中学生時代からこの地元国体を目指してきただけに思いは特別。和田は「和歌山は一人ひとり個性が強い。個性の塊です。(強化期間が)長くてメンバーはいっぱい代わったんですけど、落ちたメンバーにも友情はあったし、そいつらの分まで頑張りました。(そして)あの応援がなかったら勝てなかったと思いますし、走れなかった。本当に良かったと思う」。チームのラストマッチで勝利。和歌山が最高の笑顔で国体を終えた。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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