[Jユースカップ]「団結力」が強さの源、大分U-18がクラブユース選手権王者・横浜FMユースを退けて準決勝進出!
ゲキサカ / 2015年11月2日 13時45分
「どれだけみんなでハードワークできるかだと思っていた」という吉平駿の言葉が双方に当てはまるような緊迫した状態で時間のみが経過し、数少ない決定機をどちらもゴールにはつなげられず、0-0のまま延長戦も終幕。決着はPK戦に委ねられることとなった。
迎えたPK戦。大分のキッカーは立候補制だが、5番手まですぐに埋まった。「PKは得意じゃないんです。中学のときも外してしまった思い出があるので」と言う吉平駿は、3回戦に続いて自ら5番手を選択。「(3回戦は不在だった双子の)翼が『5番手を蹴る』と言い出すと思っていたら『俺は4番手でいい』と言うので、自然とまた5番になっちゃっただけです」と笑う。大分が一人、横浜FMが二人外している「決めれば勝ち」という後攻独特の状況ペナルティースポットへ。「正直不安でしたけど、けがで出られない脇田雄真のユニフォームを下に着ていたので、あいつの顔を思い出して蹴ったら、入ってくれました」。雄叫びをあげて、ベンチへ疾走。歓喜の抱擁を交わした。
山崎監督は「チームプレーがあって、プラス個人がいる。誰がいないとダメというチームじゃないですし、誰かに頼ったチームでもない。それが今年のチームの強さです」と言う。吉平駿は強さの秘密として迷わず「団結力」を挙げた。「思いが強すぎてバラバラになってしまった試合もあったんです。でもいまは、みんながみんなのためにブレることなくやれている感覚があります」。頂点も見えてくる段階だが、指揮官と選手は奇しくも「そうではなく、一戦一戦やるだけ」と言葉を同じくした。夏の王者・横浜FMを相手に見せた戦いぶりは、そうした強さを確かに証明するものだった。
[写真]勝利を決めるPKを決めた大分U-18DF吉平駿がチームメートと歓喜の抱擁
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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