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[新人戦]躍進の一年に。ハイレベルなサッカー披露した昌平が市立浦和に3-0快勝、埼玉準決勝進出!

ゲキサカ / 2016年2月8日 7時29分

 CB西見勇輝(2年)を中心に守備ラインも健闘していた市立浦和だがが昌平は22分に突き放す。左ショートコーナーを起点に攻めると、左中間を突破した針谷がラストパス。最後はシュートのこぼれ球を佐藤が左足で押し込んで3-0とした。市立浦和もセットプレーが決定機につながり、29分には交代出場CB関口直樹(2年)がクロスバー直撃の左足シュート。後半に関しては昌平の選手たちが後ろ向きのパスが増えてしまい、市立浦和の反撃を加速させてしまっていた。課題も残したが、それでも終盤にもタフな左SB塩野碧斗(1年)の突破から針谷が決定機を迎えるなど攻め続けた昌平が、この時期としては高いレベルで質の高さと強さを示して準決勝へ駒を進めた。

 昌平の松本は「みんなフィジカルがあるわけでもなく、状況判断とか技術面ではみんなかなり優れていると思っているので、そこを強調したサッカーができていると思う。一人ひとりがその日その日によって課題を決めてやれている。トレーニングレベルも去年に比べてもかなり高いんじゃないかなと思います」。一昨年度に選手権初出場を果たした昌平は昨年、1、2年生中心のチームでプリンスリーグを戦ってきた。Jクラブユースや高体連の強豪との18試合で苦戦を強いられ、結果は最下位に終わったものの、「状況によってボールを動かしていかないと感じたと思う」(藤島監督)というように高いレベルで戦っていくために必要なことを選手たちは学び、今年に繋げている。

 そして藤島監督が「自分たちが目標を達成するためのトレーニングレベルが上がっているので、チーム内の競争も増やそうと言っている」と語るように、高い目標を持つチームは個々がトレーニングから意識高く過ごしている。針谷は「大きな目標は全国制覇で、小さな目標としては目の前にある一個一個のタイトルを取っていくという目標でみんなできているので、練習からお互いバチバチやっているのでみんな成長していると思います」。昨年はトーナメント戦で全て県4強進出。無冠に終わったが、経験を積んだチームのベースは高く、野心をもって今年に臨んでいる。エース松本は「一昨年よりも圧倒的なチームをつくって埼玉を制覇するのは当たり前のようなチームをつくっていきたいと思っています。全国でもしっかり勝ちきれるようなチームを自分を中心としてつくっていきたい」と誓った。「選手権に出た時よりもいい」という声も挙がる昌平。まだまだ決定力の部分など課題もあるが、本格強化スタートから8年の新鋭が埼玉でライバルたちに差をつけ、全国でも躍進を遂げるか。注目の一年になる。

[写真]後半22分、昌平は佐藤のゴールによって3-0

(取材・文 吉田太郎)

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