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[新人戦]躍進の一年に。ハイレベルなサッカー披露した昌平が市立浦和に3-0快勝、埼玉準決勝進出!

ゲキサカ / 2016年2月8日 7時29分

[新人戦]躍進の一年に。ハイレベルなサッカー披露した昌平が市立浦和に3-0快勝、埼玉準決勝進出!

[2.7 埼玉県高校新人大会準々決勝 市立浦和高 0-3 昌平高 西武台高第2G]

 平成27年度埼玉県高校サッカー新人大会は7日、準々決勝を行った。昨年プリンスリーグ関東で戦ってきた昌平高と伝統校の市立浦和高との一戦は3-0で昌平が快勝。正智深谷高と戦う準決勝進出を決めた。

 特に前半はパーフェクトに近いと言えるような内容。藤島崇之監督が「ちっちゃいですけど、テクニカルとまでは言えないですけど、ちゃんとボール持てる選手を使っている。もっと速い選手も、もっと力強い選手もいるんですけど、そっちじゃなくてというスタンスが今という状況」と説明するチームは個々の技術力と判断力の高さを活かし、相手のポジショニングを見て的確に小さなスペースを突くパスワークで強豪を翻弄した。
 
 主将のMF新垣理生(2年)が欠場したものの、存在感放つ注目MF松本泰志(2年)と、間違いなくチームの機能を高めていたMF針谷岳晃(2年)を中心にボールが正確かつ良く動く昌平は、抜群のスピードでDFの背後へ抜けだすFW本間椋(2年)のスピードも活かした多彩な攻撃で決定機をつくり出した。松本の展開からこちらも技術レベルの高いMF星野蒼馬(2年)の折り返しに本間が走りこみ、FW佐藤大誠(2年)のスルーパスに本間が反応する。そして22分には針谷の右足シュートがGKの手を弾いてポストを叩いた。

 28分には星野と本間が連続して決定的なシュートを放ったが、いずれも市立浦和GK中北瑞基(2年)のビッグセーブに阻まれてしまう。だが、跳ね返りを収めた本間が右サイドから仕掛けると市立浦和DFがPA内でたまらずファウル。このPKを松本が右隅に沈めて昌平が先制した。昌平は32分にも左サイドからキックフェイントを交えて仕掛けた松本がDF2人を振りきってストレートの弾道のシュートをゴール右隅へ突き刺すファインショット。39分にダイレクトのパスワークから松本が迎えた決定機を決め切ることはできなかったが、それでも針谷が「相手のプレスがあまりハマって来なかったので。前の選手もダイレクトや2タッチで叩いてプレーできたのでスムーズにいった」という昌平は球際強いMF秋元星人(2年)の好守などもあって前半を2-0で折り返した。

 前半は苦しい展開だった市立浦和だが、中北の好守によって勝機を保ったまま後半を迎える。前半35分から後半開始にかけて3人を入れ替えて立て直した市立浦和は投入された長身FW佐藤英太(2年)がボールを上手く引き出して攻撃のポイントとなり、また前からのプレスを強め、セカンドボールの攻防で優位に立ったことで反撃する。12分にはMF三富大樹(1年)のスルーパスからFW中尾拓夢(2年)が左足シュート。15分にはMF中村航(2年)の右FKから中央で佐藤が競り勝ち、最後は三富がシュートへ持ち込む。

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