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新進気鋭の16歳が描く未来…横浜FMユースMF椿直起「“武器”を出さなければ生き残れない」

ゲキサカ / 2016年9月30日 11時30分

――ドリブルという武器を磨くために取り組んでいることは?
「試合前とかには結構イメージトレーニングをしています。タイプはちょっと違うかもしれませんが、独特なリズムや緩急で相手を抜き去るネイマール選手にすごい憧れているので動画を見てイメージを膨らませています。イメージし過ぎて失敗することもありますが(笑)、いい時はイメージどおりに相手を抜けることもある。試合になって同じような場面、1対1になったら仕掛けようと決めていて、パスを要求されても仕掛けるというか、ドリブルで行けるならドリブルを考えるようにしていますね」

――1年生だと周囲からパスを要求されたら、パスを選択してしまいそうですが。
「もちろん味方にパスを出した方がいい場面ではパスを選択しますが、武器は出して行かないと生き残れないので、ドリブルやスピードは自分のストロングポイントと自覚して、躊躇せずに出していかなければいけないと思っています。正直、僕は緊張するタイプなんですが、遠慮し過ぎて持ち味を出せないよりも、先輩にも要求して自分のプレーを出せるように意識しています」

――プレミア第7節FC東京U-18戦では1ゴール1アシストの活躍を見せました。ゴールという結果は自信にもつながったと思います。
「決定力やシュートは課題なんですよね。ゴール前まで行って決められず、『あの場面でゴールを決めていれば、もっと違う世界が見えていたのにな』ということが中学のときは何度もありました。やっぱり、ゴールを決められるということを証明できれば、周りの見る目も変わるはずです。フィニッシュの部分はまだまだ伸ばさなければいけない部分ですが、プレミアリーグで結果を残せたのは大きかったですね」

世界を相手に感じた壁も
ショックはなくうれしかった

――7月には国際ユースサッカーin新潟大会に出場するU-17日本代表に初選出され、続く8月のチェコ遠征メンバー入りも果たしました。
「代表に選ばれたのも初めてだったし、海外遠征も初めてでした。チームメイトのレベルが本当に高かったので、すごくプレーしやすかったし、『これが代表なんだな』という実感があった。それと海外の選手と対戦できたことが、とてもいい刺激になりましたね。日本ではスピードで抜けている部分が、全然通用しなかったんです。今までは緩急をつけて外に外せば抜ける感覚があったのですが、スライディングが伸びて来て簡単に止められてしまったのが印象に残っています。『これじゃダメなんだな』と感じましたが、それがショックにはならずに刺激になったので、逆にうれしかったですね」

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