新進気鋭の16歳が描く未来…横浜FMユースMF椿直起「“武器”を出さなければ生き残れない」
ゲキサカ / 2016年9月30日 11時30分
――現実的に代表入りを意識し始めたのはいつからでしょう?
「中学のときから代表に入ることは常に目標にしてきましたが、より現実的に捉えるようになったは、代表に選ばれている選手と試合をしたときです。正直、手の届かない存在とは感じなかったし、代表に絶対に入れないと思わなかった。だから、今回代表に選ばれたときに、このままずっと生き残ってやるぞという気持ちになりました」
――19年に行われるU-20の世界大会には、椿選手の年代が中心になって大会に臨むことになります。来年からはアジア予選が始まることになりますが。
「僕は現在のU-16日本代表には一度も呼ばれたことがないんですよね。代表に呼ばれている選手が皆うまいというのは分かっていますが、その中に食い込んでいくにはもっと努力しないといけません。ただ、まずはチームでリーグ戦にもっと出場できるように努力し、試合に出るだけでなく活躍して目に留まる選手になっていきたい」
――同年代にはバルセロナでプレーしていたMF久保建英選手(FC東京U-18)がいますが、意識はしますか。
「単純にサッカーがうまいですよね。ボールタッチがうまいし、中学3年生でも試合中に高校3年生にすごい要求をしていたのでメンタル的にも強いんだろうなと感じました。でも年齢的には僕の方が一個上だし、自分的にもプライドがあるので、負けたくないと思っています。今は久保選手の方がうまいし、注目されていますが、越えて行きたい。これからですよ」
――順調な歩みを見せていると思いますが、壁を感じたことはありますか。
「先ほど言ったように世界を相手にして壁を感じたし、今までどおり、ストロングポイントをより一層出していきたいと思っていますが、国内でもそれだけでは通用しなくなってきています。オフ・ザ・ボールの動きや守備など、課題に感じている部分にもしっかり取り組み、全体的にレベルアップさせていかないといけません。プレミアのレベルは本当に高いので、そういう部分を意識して詰めていけば必ず成長できると思うし、その中で持ち味を出せていければいいですね」
――ドリブルにはこだわっていくと。
「小学生のときからスピードは周りよりも速い方で、ボールタッチは雑でもスピードだけである程度は通用していました。でも今は縦を切られると止められてしまうこともあるので、相手ディンフェンダーを迷せるように縦にも中にも行けるようにしたい。まだまだ粗削りな部分ばかりですが、やっぱり自分の持ち味だと思うので、そこは磨いていきたいですね」
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