“本拠地”でのタイ戦へ…西川「埼スタなので、出たい気持ちが普通」
ゲキサカ / 2017年3月27日 9時12分
23日のUAE戦(2-0)でW杯予選7試合ぶりに先発を外れたGK西川周作(浦和)。GK川島永嗣(メス)がゴールを守って完封勝利をおさめた試合直後はチームの勝利を喜んでいたが、当然ながら複雑な思いも強く、埼玉スタジアムでのトレーニングを終えて取材対応したこの日は、「選手である以上、悔しさはゼロではない」と言った。
それでも謙虚でポジティブなところが西川の良さだ。「代表とは常に一番良い選手が出る場所。それは監督が決めることなので、しっかり受け止めながら、出ないときの役割を果たした」と、すがすがしく胸を張り、「悔しさよりも、自分がやるべきことが目の前にある。(今回の)GK3人と東口もいますし、レベルの高い選手が集まる機会で互いに高め合いながら、助け合いながらやっていければいい」と言う。
UAE戦では川島のプレーに素直にうならされた場面が多かった。「UAEという超アウェーの環境で落ち着いて、パーフェクトに近いくらいのプレーをしていた。あのメンタルの強さは学ばないといけない。特にゴール前での迫力。1対1のところで、体の使い方でうまくコースを消す技術。あれは永嗣さんにしかできないと思った。そこを見習って自分のものにしたい」。
日本が優位に立っているとみられるタイ戦だが、ハリルホジッチ監督は「タイ戦は一つの罠だ。これを落としてしまうと取り返しのつかないことになる」と口酸っぱく繰り返しているという。特に警戒を促されているのは、“タイのメッシ”と呼ばれる18番のチャナティップ。指揮官からは「不用意なファウルは避けるように」と言われている。
「毎試合言われてはいるけど、ボールを保持する時間が長い分、セットプレーで失点したくない」と言い、最後は「埼スタで出たい? 出たい気持ちが普通ですよね」と笑顔を見せた。
勝っているときに守備陣を変えないのがセオリーではあるが、しっかりとボールを保持し、主導権を握りながら戦おうというなら、西川が先発に返り咲く可能性もゼロではないか。GK陣は競いながらタイ戦に向かっていく。
(取材・文 矢内由美子)
●ロシアW杯アジア最終予選特集
●ロシアW杯各大陸予選一覧
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
町田、昌子源は川島永嗣との対決を待望 「あと10秒ある」忘れられない“ロストフの悲劇”時の言葉
スポーツ報知 / 2024年4月25日 10時10分
-
「親愛なる友よ。」川島永嗣が共に日本代表を支えた長谷部誠の引退にメッセージ「かけがえのないものを見せ続けさせてもらった」
超ワールドサッカー / 2024年4月19日 12時50分
-
「20年以上の付き合い」 川島永嗣が引退発表の“心友”長谷部誠へ贈る言葉「また無垢に語ろう」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月19日 11時50分
-
数的不利のU-23中国戦。圧倒的存在感を見せた23歳の若き守護神・小久保玲央ブライアン【新しい景色へ導く期待の選手/vol.38】
超ワールドサッカー / 2024年4月17日 12時50分
-
川口能活×楢﨑正剛の再来なるか 日本代表、「2大GK時代」突入への予感【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年4月5日 15時30分
ランキング
-
1開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
2《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
3大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
4【五輪最終予選】U-23日本代表、パリ切符王手!細谷が劇的V弾 開催国カタールと120分激闘
スポニチアネックス / 2024年4月26日 1時52分
-
5【五輪最終予選】40年ぶり五輪切符逃す…韓国メディア インドネシア戦の敗戦を「ドーハの悲劇」と報じる
スポニチアネックス / 2024年4月26日 6時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください