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[NB CHAMPIONSHIP U-13]甲府U-15は世界2位の実績にとらわれず、前へ

ゲキサカ / 2017年7月22日 22時38分

ドリブルで持ち込むヴァンフォーレ甲府U-15FW内藤大和

[7.22 NB CHAMPIONSHIP U-13予選リーグ FC東京U-15深川 1-0 甲府U-15 時之栖裾野G]

 世界2位という特別な経験を持つヴァンフォーレ甲府U-15の選手たちはその過去にとらわれずに、前進しようとしていた。

 今年の甲府U-15の1年生は、甲府U-12時代の昨年、U-12の世界大会「ダノンネーションズカップ2016フランス大会」に日本代表として出場して準優勝した選手たちと、外部から新たに加入した選手たちによる構成。世界大会で決勝まで勝ち上がった経験は間違いなく強みだが、中学進学に伴って8人制から11人制へとサッカーが変化し、組織の中で求められる部分も変わった。

 どうしてもジュニア時代の結果によって注目されてしまうが、その中でなかなか結果を出すことができていないのだという。この日もMF小林凛音が中盤で存在感を放っていたほか、MF氏原幹太、MF手塚樹、そしてFW内藤大和へと流れるような攻撃から決定機を作るシーンもあったが、最後まで1点が奪えずに0-1で敗戦。試合後、選手たちは悔しさをにじませていた。

 小澤亮介監督は周囲からの注目の中で結果を求めすぎるのではなく、先を見据えた強化に取り組んでいるという。「意図的にやって勝てるようにしないと、2、3年になった時に苦しんでしまう」。選手たちにとっては将来へ向けて、基礎固め、そして我慢の時。数年後にトップチームへ駆け上がるために、今は地道に力を磨く。

 内藤も世界2位の経験を大事にする上で「昔のことなので」と語り、次の目標をクリアしていくこと、そして「世界で活躍できるような万能なストライカーになりたい」と誓った。一方でU-15チームから甲府に加わった選手たちにとっては、世界2位を経験した選手たちとの競争は刺激的な様子。この日、最終ラインでリーダーシップを発揮していたCB大野孔之は「こういうみんなと競い合っていくことは、自分の成長も感じる。感謝しながらやっていきたい」と語り、将来は「プロになって必要とされる選手になっていきたい」と意気込んだ。

 貴重な経験を持つ選手たちと新たに加わった選手たちが切磋琢磨しながら、今、目の前にある壁を乗り越えて、より強い個、チームになる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-13/2017

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