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エース圓道の2試合連続ゴールで旭川実がベスト16進出!開催地第1代表・仙台育英は初戦敗退に

ゲキサカ / 2017年7月30日 22時23分

旭川実高が3回戦へ進出した。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.30 総体2回戦 仙台育英高 1-2 旭川実高 七ヶ浜サッカースタジアム]

 30日、平成29年度全国高校総体 「はばたけ世界へ 南東北総体2017」サッカー競技(宮城)2回戦が行われ、開催地第1代表の仙台育英高と旭川実高(北海道2)の対決は、旭川実が2-1で勝利。旭川実は31日に行われる静岡学園(静岡)との3回戦に駒を進めた。一方の仙台育英は地元開催の全国高校総体で悔しい初戦敗退となった。

 前半20分、旭川実はPA内でFW西村歩夢(2年)が仙台育英DF堀江凛太郎(2年)に倒されPKを獲得。MF中里颯汰(3年)がゴール左隅にPKを決めて旭川実が先制した。しかし、地元開催で負けられない仙台育英は33分、「ずっと(堀江)凛太郎が蹴っていましたが、良い形で合わなかったのでスイッチしました。中の選手が強いので当たればゴールになるキックを意識しました」と語る主将のDF石川巧実(3年)がニアへ低くて速い弾道のCKを放つ。DF後藤万輝(3年)のヘディングシュートのこぼれ球をMF橋場稜太(3年)がヘディングでゴールに押し込んで同点に追いつき、前半は1-1で終了した。

 後半は「前半は相手が蹴るのに合わせて受け身になりましたが、後半しっかりつないで行こうと話しました」と富居徹雄監督が振り返った通り、徐々に旭川実がサイドを支配して主導権を握った。そして21分、MF河合悠人(2年)が左サイド前方に展開したボールをFW圓道将良(3年)が受けると、GKとの1対1を制し、左足でシュート。圓道の2試合連続ゴールによって再度、仙台育英を突き放した。後半、仙台育英のシュートを1本のみに抑えた旭川実がベスト16進出を果たした。

 旭川実のエースストライカー圓道は帯広に近い幕別町立札内東中出身。帯広北など近くに強豪校はあったが、「冷静な戦いぶりが自分に合っていると思いました」と旭川実に進学。「中学の時、土台はあるので良いものを植え付ければ面白い選手だと思いました。スピードが上がった中で何ができるか教えてきました」と富居監督は圓道の持ち味であるスピードに乗った中でのプレー精度を磨いてきたと言い、スピードに乗りながらも精度の高いプレーで活躍できるまでに成長した。

 明日の静岡学園戦に向けて富居監督は「12人で戦えれば…」とジョークが出たが「完全アウェーで一つ勝てたのは大きいです。ここからが勝負だとずっと言ってきたので、選手も分かっていると思います」と地元のチームに勝てたことを自信にして臨む。

 一方、地元宮城県第1代表ながら、初戦敗退となった仙台育英・城福敬監督は「うまくいかないことを人のせいにしているところがあるので、もっと強くならないといけません」とメンタル面の立て直しを課題に挙げた。主将の石川は「1回勝てばベスト16というチャンスを逃し、チームも個人も力不足。全国で勝つために個々のレベルアップが必要」、長身FWとして期待されながらノーゴールに終わったFW佐藤一輝(3年)も「個人で点を取れる、自分で打開できる選手になりたい」と選手権を見据え、さらなる成長を誓った。 

(取材・文 小林健志)●【特設】高校総体2017

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