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トイレの数問題は減少傾向も屋根カバー率不足は平行線…21クラブが制裁対象

ゲキサカ / 2017年9月27日 12時20分

IAIスタジアム日本平はトイレと屋根のカバー率のいずれもが不足していると指摘を受けている

 Jリーグは26日、18シーズンのJ1・J2クラブライセンス判定の結果を発表した。昨年の申請で認定を受けたクラブのJ1およびJ2のクラブライセンスに変更はなかったが、FC琉球と鹿児島ユナイテッドFCが新たにJ2ライセンスを取得している。

 クラブライセンスの基準は内容に応じてA・B・Cと3つの等級に区分される。最も重要度の高いA等級は、一つでも充足していないと、ライセンスの交付が受けられないことになっている。昨年は鹿児島がこのA等級の2つの項目を充足していなかったために、J2ライセンスが認められなった。B等級はクラブライセンスは交付されるものの、制裁対象となる基準。C等級は将来的に必須となる可能性があるものと分類されている。

 毎年指摘されるB等級基準の主な項目としてホームスタジアムにおける衛生施設と観客席の屋根カバー率の項目がある。スタジアムは1000人の観客に対して少なくとも洋式トイレを5台、男子用小便器を8台設置。そして観客席の3分の1以上が屋根で覆われていないといけないというものだ。ただしトイレに関しては観客席の数を「満員」から「60%入場」を母数として判定した場合に基準を充足していれば制裁免除となる、通称「60%ルール」が適用される。

 この項目を満たしていないB等級未充足のスタジアムは昨年からほぼ横ばいの21か所だった。ただしトイレの数で指摘を受けるクラブは減少傾向にある。山形、横浜FM(日産スタジアム)、新潟、名古屋(パロマ瑞穂スタジアム)、鳥取は昨年まではトイレの数の不足を指摘されていたが、対象外(60%ルール含む)となっている。

 しかし屋根のカバー率で制裁対象となったクラブは依然多くある。昨年からクラブ数に変わりはなく、昨年指摘を受けたクラブでは、C大阪がキンチョウスタジアムを改修する計画を出していることで制裁免除となったが、新たにライセンスの交付を受けた鹿児島が屋根のカバー率で制裁対象として指摘を受けている。

 なお、新スタジアムの建設を着工、もしくは自治体の首長による新スタジアム計画の発表があれば、制裁が免除されることになっている。今年の場合は京都(京都スタジアム(仮称))と琉球(名称未定)が対象となる。

▼トイレ・屋根のいずれも不足
・ツエーゲン金沢
石川県西部緑地公園陸上競技場

・清水エスパルス
IAIスタジアム日本平

・ファジアーノ岡山
シティライトスタジアム

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