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[adidas cup Tokyo]来季ではなく、夏冬2冠の力に!流経大柏の1、2年生が羽黒に勝利

ゲキサカ / 2017年9月30日 6時50分

流通経済大柏高の左SB佐藤輝(右)は先発再奪取を狙う

[9.29 adidas cup Tokyo 流通経済大柏高 3-0 羽黒高 RKUフットボールフィールド]

 選手権予選、リーグ戦へ向けた強化並びに真剣勝負の場となる「adidas cup 2017 tokyo」が29日、RKUフットボールフィールド(茨城県龍ヶ崎市)で開幕した。今夏のインターハイ優勝校・流通経済大柏高(千葉)と羽黒高(山形)との一戦は、先発全員2年生で臨んだ流経大柏が3-0で快勝した。

「チームがどうやって攻めるのか? 繋ぐのか? 外から攻めるのか? それともガツガツ放り込むのか?」。流経大柏の本田裕一郎監督は試合後、やるべきことがややバラバラだった来季の主軸候補選手たちに対し、確認を行っていた。

 流経大柏が得意とするショートカウンターを表現するためには上手くボールを奪わなければならない。流経大柏のボールを奪う手段はハイプレス。それが「(単独で奪いに行ってしまっているため、)連動していない。それを2番目、3番目のところで取るためにはコンパクトにする必要がある」。本田監督は作戦ボードを使って選手に問いかけながら、一つひとつ順を追って理解させていた。

 左SB佐藤輝(2年)は「(ハーフタイムに)監督に言われて、みんな意識変わって後半ちょっと良くなったんですけどまだ動きが遅かったり、連動できていない。修正していきたい」。試合後、できていなかった部分について頭の整理をすることができた選手たちは次の試合から改善することを誓っていた。

 今回、インターハイ優勝メンバーの関川郁万、MF熊澤和希の両2年生が怪我もあって不在の流経大柏だが、下級生たちにとっては貴重なアピールチャンスだ。その中で序盤から攻める流経大柏は前半10分に佐藤の左クロスからMF中井颯人(2年)の放った左足ボレーが左ポストを直撃。中盤で豊富な運動量とテクニックを見せるMF町田福人(2年)や左サイドで落ち着いたプレーを見せる佐藤、FW芹田悠真(2年)らが羽黒を押しこむが、連動性を欠いたプレスを羽黒のパスワークに剥がされて押し返されてしまう部分もあり、なかなか先制点を奪うことができない。

 羽黒は推進力のあるMF嵯峨野凱(2年)やキープ力十分のMF鈴木雅也(3年)ら複数の選手が絡みながらショートパスを繋いで前進。FW永野幹太(3年)と右関根啓介(2年)のコンビで右サイドを打開して見せるなど相手を脅かすシーンを作ったが、その数を増やすことができなかった。

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