バルサDFピケ「W杯出場を諦めたっていい」…カタルーニャ独立に際して協会をけん制
ゲキサカ / 2017年10月2日 15時4分
カタルーニャ州の独立を問う住民投票に伴い、各地でデモが活発化していた影響で、無観客試合となった1日のラス・パルマス戦後、これまでも同州への愛着をたびたび口にしてきたバルセロナのスペイン代表DFジェラール・ピケは「代表チームにふさわしくないと考える人がいるなら、W杯出場を諦めたっていい」と話した。現地メディア『アス』が伝えている。
バルセロナを中心とする同州では1日、スペインからの独立の賛否を問う住民投票が行われ、独立を求める動きが拡大している。一方、スペイン政府は独立に向けた動きを違憲とし、首都のマドリードなどでは独立に反対する運動も活性化。国家的な混乱が生じていることもあり、この一戦は無観客試合となっていた。
異様な静けさの中で行われた立ち上がりは、ラス・パルマスが優位に立つ展開。それでも前半をスコアレスで折り返すと、後半はFWリオネル・メッシの2ゴール1アシストで一気に突き放し、バルセロナが開幕以来の7連勝を果たした。
試合後、話題は戦況よりも“世情”に向かったようで、報道陣の質問が一斉にピケへと向けられた。そこでピケも口を開き、「自分たちの考えについては喋ることはできない」と前置きしたうえで、「僕は自分をカタルーニャ人だと思っているし、そのことを誇りに思っている」とあらためてアイデンティティーを口にした。
「首脳陣は試合を延期させようとした。選手とクラブの間で試合をどうするか話し合った。そしてプレーすることを選んだんだ。サポーターがいない状況というのは難しいものがあった。プロとして、最悪の経験だったね。タフな一日だった」
めまぐるしい動きのあった一日を、そう振り返ったピケは「家族や子どもたち、祖父母もいたんだけど、警察や治安警備隊に邪魔されてしまった。人びとは暴力なしで抵抗していたよ。誰もがその姿を見ていたはずだ」と体制側の振る舞いについても言及した。
最後に「今回の出来事を責める人もいれば、民主主義に則って行われたと考える人もいる」と多様な意見には配慮。それでも「サッカー連盟の人たちの中に、僕が代表チームにふさわしくないと考える人がいるなら、W杯出場は諦めてもいい」と市民として、そしてプレーヤーとしての立場を示した。
●リーガ・エスパニョーラ2017-18特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
躍進ジローナが来季の欧州カップ戦に! ミチェル監督も歓喜 「今日は祝う日」
超ワールドサッカー / 2024年4月21日 11時55分
-
クラシコ前のカードコントロール疑惑…レヴァンドフスキ&カンセロはマドリー戦も欠場のはずとスペインメディア主張
超ワールドサッカー / 2024年4月1日 17時59分
-
ハフィーニャ弾で10人のラス・パルマスを下したバルセロナが公式戦11戦無敗!【ラ・リーガ】
超ワールドサッカー / 2024年3月31日 7時10分
-
【ラ・リーガ第30節プレビュー】代表戦明け初戦! 首位マドリーと4位アスレティックの上位対決
超ワールドサッカー / 2024年3月29日 19時0分
-
負傷を繰り返すペドリが復帰に近づく 28日のセッションでピッチに
超ワールドサッカー / 2024年3月29日 16時25分
ランキング
-
1大谷翔平は「クレイジーだ」 異次元数値連発も…ド軍4番が称賛する“真摯な取り組み“
Full-Count / 2024年4月26日 9時15分
-
2《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
3開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
4ド軍指揮官 次戦の敵地Bジェイズ戦で大谷は「歓待を受けるべき」FA騒動も「彼が何かしたわけでない」
スポニチアネックス / 2024年4月26日 5時22分
-
5松坂大輔氏、横浜高校時代“最もキツかった練習”を告白「2度とやりたくない」
Sirabee / 2024年4月26日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください