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[MOM2265]佐野日大DF安藤慶伍(3年)_JFAアカデミー出身。効果的な攻撃参加と左足キックで勝利貢献

ゲキサカ / 2017年10月28日 23時38分

佐野日大高DF安藤慶伍

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.28 選手権栃木県予選準決勝 佐野日大高 2-0 小山南高 栃木グ]

 約半年間にも及ぶ膝の怪我から復帰してAチームに合流したのは夏前。当初は下級生でAチームにも名を連ねていた負傷前のようなプレーができず、焦りもあったという。だが、ベストのフォームを取り戻し、現在、佐野日大高の左サイドで躍動するDF安藤慶伍(3年)は「元の自分を取り戻すのが大変だったんですけれども、最後こういう形でスタメン取れたりしているので、応援の人たちも含めてみんなで勝ちたい」という思いを持って戦っている。

 この日は先制点の起点となった動きが秀逸だった。前半7分、最終ラインで繋がれたボールが3バックの左DF安藤の下へ入る。当初は1タッチでパスを繋ぐことを考えていたという安藤だが、意図的にファーストタッチを遅らせ、距離を詰めてきた相手SHと入れ替わる形で前進。一気に前方のスペースを駆け上がった安藤からMF高橋真(3年)を経由してFW篠原博樹(3年)の先制点が生まれた。

 得意の左足キックが序盤から効果を発揮していた。左サイドから正確なグラウンダーのパスを前線に入れ、逆サイドへの展開、セットプレーでもその正確かつ鋭いキックを披露。またタイミング良く攻め上がり、コンビネーションから左サイドを攻略してのけていた左DFは「自分が攻撃の起点になれたらいい」と2点目のゴールの起点にもなった。今年、長短のパスで崩しを狙う佐野日大にとって、彼は欠かせない存在となっている。

 海老沼秀樹監督も「元々技術がある」安藤のプレーを評価。怪我を乗り越えて逞しさを増したことで、本来持っている力を発揮することができてきている。まだまだミスがあり、より精度を高めることは必要だが、課題として取り組んできた1対1の守備でも強さを発揮。決勝でもチームの勝利のカギを握る一人となりそうだ。

 中学時代はJFAアカデミー福島U15に所属。ナショナルトレセンU-14メンバーにも選出さrている実力派だが、地元・栃木に戻ることを決意し、選手権に出るために佐野日大へ進学した。目標の選手権まであと1勝。「先輩もここで優勝しているし、自分たちも決勝まで来たので優勝したいですし、自分たちも先輩たちのようにあの舞台で試合したいと思っているので、あと1試合勝ちたいと思っています」。左サイドの攻撃型DFが仲間たちと必ず白星を勝ち取り、憧れの舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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