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[プレミアリーグEAST]「自分たちが勝つしかない」清水Yが新関弾で首位キープ!次節青森山田との“天王山”へ

ゲキサカ / 2017年11月25日 20時0分

清水が後半23分に生まれたFW新関成弥(3年)のゴールを守り抜き、首位をキープした

[11.25 プレミアリーグEAST第16節 大宮Y 0-1 清水Y 東洋大朝霞G]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグEAST第16節が25日に行われ、首位の清水エスパルスユースは大宮アルディージャユースを1-0で下した。後半23分に生まれたMF新関成弥(3年)のゴールが決勝点になった。勝ち点を36に伸ばした清水は首位をキープ。次節は勝ち点1差で3位の青森山田高との直接対決になる。

 リーグ戦は約1か月半の中断を経て再開。その間にJユースカップが開催されていたが、清水と大宮はともに3回戦で敗れたため、1か月ぶりの公式戦となっていた。

「前半は相手の勢いの飲まれてしまった」。清水の平岡宏章監督が嘆いたように、前半は大宮ペースで進んだ。最大のピンチは前半30分、MF瀬良俊太(1年)が上げた右CKをDF大塚力也(3年)に頭で合わされる。しかし幸いにもシュートは枠に当たり、カバーに入っていたMF滝裕太(3年)がかき出して、何とか難を逃れた。

 そんな展開を打開すべく、平岡監督は前半40分には早くも交代カードを切る。右MFの望月勇伸(2年)に代えて佐塚洋介(2年)を投入する。「先発で出た選手(望月)は背後に出る選手。途中から出てきた佐塚は間で受けるのが上手い選手。戦略的な交代です」。そしてこの交代がスコアレスで折り返した後半のサイド攻撃の活性化に繋がる。

 前半から一転、清水は左サイドを滝、DF伊藤研太(3年)のトップ昇格内定コンビが、右サイドを佐塚とDF伊藤駿光(3年)が効果的な崩しを見せてチャンスを量産する。後半13分にFW齊藤聖七(2年)が放ったボレーシュートはGK宮崎浩太朗(3年)のセーブに阻まれたが、同23分、右サイドの伊藤がオーバーラップから上げたクロスが、MF新関成弥(3年)の頭にピタリ。「練習通り」と胸を張る新関の今季7点目で均衡を破った。

 そしてその後も攻め続けた清水は、得点こそ奪えなかったが、危なげなく1-0で逃げ切った。この日は10番FW鈴木魁人を大学受験のために欠き、故障明けの滝や伊藤は万全でない状態だったというが、首位をキープする勝ち点3をしっかり積み上げた。

 試合前には青森山田が鹿島アントラーズユースに1-0で勝利する結果を出していたが、イレブンには知らされていなかったという。「自分たちが勝つしかないと思っていると思う」。選手たちへの信頼を語った指揮官は「うちとしてはこういう機会はなかなかないので、何とか食らいついていきたい」と12月3日の次節、ホームのIAIスタジアム日本平で行う“天王山”に向け、意識を高めていた。

 一方の大宮は、前半で得点を決めきれなかったことが、結果に響いた。勝ち点は14のまま。26日の他会場の結果次第では、プリンスリーグ自動降格圏に転落する。トップ昇格が内定しているU-18日本代表MF奥抜侃志(3年)も「前半は自分たちの形でボール保持出来たんですけど、後半はそれを持続させる力がなかったまた課題が出てしまった」と危機感を募らせると、「何かしら後輩に残していかないといけない。プレミア残留は何が何でも成し遂げたい」と気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)●2017プレミアリーグEAST
●2017プレミアリーグWEST

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