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「このままでは終われない」3年生牽引し、1-3から大逆転!桐生一がプリンスリーグ関東昇格!!

ゲキサカ / 2017年12月26日 9時50分

勝利を喜ぶ桐生一高イレブン

[12.25 高円宮杯プリンスリーグ関東参入戦決勝戦 桐生一高 4-3 東海大相模高 埼玉第3G]

 25日、高円宮杯U-18サッカーリーグ2018 プリンスリーグ関東への参入を懸けた参入戦決勝戦が行われ、桐生一高(群馬)が東海大相模高(神奈川)に4-3で逆転勝ち。桐生一は11年以来となるプリンスリーグ関東昇格を決めた。

 前半3分にMF田中宏武(3年)とMF田中渉(2年)の兄弟ホットラインで先制した桐生一だったが、7分に東海大相模MF中島優太(2年)に同点ゴールを奪われると、21分には中島のシュート性のクロスをFW瀬名波新平(3年)に押し込まれて1-2。その後もMF中山陸(2年)を中心にボールを動かす東海大相模に押し込まれ、FW井上蔵馬(3年)やMF有馬和希(2年)に決定的なシュートを放たれた。

 そして44分には中島にPAまで持ち込まれると、シュートのこぼれ球を決められて2点差。精神的にも追い込まれるような試合展開となってしまう。だが、MF青木大和主将(3年)が「次の1点が大事になる。次の1点が入れば、相手が崩れて自分たちのペースでやっていけると言われていた。次の1点はこだわってやって、そこが狙い通りに取れたので自分たちの流れに持っていけた」と振り返ったように、勝負を左右するゴールを奪った桐生一が流れを変える。

 後半6分にFW小澤謙登(2年)が放った決定的なシュートは相手GKに阻止されたものの、9分、右クロスを逆サイドで拾った田中宏がミドルシュートを狙う。DFの頭を弾いて跳ね上がったボールはそのままGKの頭上を越えてゴールイン。「次の1点」を奪った桐生一はさらに13分、MF梅林幹(2年)の展開から、交代出場のMF松下駿也(2年)が正確なクロスを上げる。これを中央の小澤が頭で決めて同点に追いついた。

 東海大相模の有馬信二監督は「(桐生一の)攻撃力はあるなと思っていた。選手も『2点差は危ない』と言っていた」という。だが、攻め立てた前半に試合を決められなかった“つけを払う”ことになった東海大相模は、焦りでやや個人頼みの攻撃になってしまったこと、また攻め疲れたことも影響したか、前半のような繊細なパスワークを発揮することができない。注目のG大阪内定SB山口竜弥(3年)も怪我が影響してか、普段の迫力ある動きがなかなか見られなかった。

 勢いは桐生一。後半、サイドへの大きな展開を交えた攻撃を増やして相手を振り回した桐生一はオープンな攻防となった後半終盤に勝ち越し点を奪う。37分、連続攻撃から右中間の田中渉がPAへスルーパス。これにスライディングしながら飛び込んだ小澤が決めて試合をひっくり返した。

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