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「レギュラーは11プラス5人」“連戦仕様”の矢板中央が三重に競り勝ち初戦突破

ゲキサカ / 2018年1月2日 21時10分

競り勝った矢板中央が初戦を突破

[1.2 全国高校選手権2回戦 三重2-3矢板中央 NACK]

 第96回全国高校サッカー選手権の2回戦が2日に行われた。NACK5スタジアムの第1試合では矢板中央高(栃木)が三重高(三重)を3-2で下し、初戦を突破した。明日3日に行う3回戦では神村学園高(鹿児島)と対戦する。

 前半途中に2枚を交代。それも先制点を決めたFW久永寿稀也(3年)を前半27分で下げるという“奇策”。しかし矢板中央の高橋健二監督に言わせれば、すべて「プラン通り」、交代した久永には点が取れても取れなくても途中交代を伝えていたという。

「彼らは役割を理解している。駅伝じゃないけど、たすきを繋いでいく。レギュラーは11プラス5人、16人がレギュラーだということを言っている。最大限、いろんな選手を使いながらサッカーをすることを意識しています」

 あっという間にスコアが動いた。矢板中央は前半2分、右サイドでボールを持ったDF内田航太郎(2年)がクロスを上げると、FW久永寿稀也(3年)が懸命に体を伸ばして、バックヘッド気味に当てて流し込み、先制に成功した。

 ただ主導権を握ったのは矢板中央だったが、三重がファーストチャンスを生かして試合を振り出しに戻す。前半25分、エリア内右でボールを受けたMF中上黎士(3年)が粘って左足で押し込む。これはGK山梨卯月(3年)に止められたが、こぼれ球に詰めたDF中島賢悟(3年)が押し込み、同点に追いついた。

 しかし三重の喜びもつかの間、すぐに矢板中央が突き放す。前半28分にFKを獲得すると、中島がエリア内に蹴り入れたボールが、相手のクリアミスを誘発。エリア内でこぼれると、MF稲見哲行(3年)が左足ボレーで合わせる。「気持ちで押し込んだ」というキャプテンのゴールで、再びリードを奪うことに成功した。

 前半27分に久永に代えてMF山下育海(3年)、同36分にMF山下純平(2年)に代えてMF飯島翼(2年)を投入していた矢板中央は、ハーフタイム明けで早くも3人目の交代。FW望月謙(3年)を下げてFW大塚尋斗(2年)を投入。三重もハーフタイムにMF川北敦史(3年)に代えてFW平嶋諒馬(3年)をピッチに送り込んだ。

 その後半、ゴール前でチャンスを作り続けたのは矢板中央だったが、三重のGK紙島晨(3年)の再三にわたる好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことが出来ない。だが後半25分、右CKをMF松井蓮之(3年)が折り返したボールをDF白井陽貴(2年)が頭でねじ込み、リードを2点に広げた。

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