[MOM2401]富山一FW大竹将吾(3年)_あの悔し涙から1年…「刺激になった」ライバルに続くV弾
ゲキサカ / 2018年1月3日 2時43分
[1.2 全国高校選手権2回戦 富山一高1-0東福岡高 等々力]
1年前、この会場で忘れられない悔しさを味わった。前年度大会の3回戦。富山一高(富山)FW大竹将吾(3年)は等々力競技場で行われた東海大仰星高(0-1)戦の試合前、ロッカールームでベンチ外を告げられ、スタンドから仲間の敗戦を見守った。
「いざ『外れる』と言われたときは悔しい気持ちしかなくて、涙になってあふれてきました」。取材に対応する途中、大竹は1年前の記憶を思い出し、目に涙を浮かべた。昨年は大会前に調子を落とし、ピッチに立った2回戦ではプレッシャーから思うようなプレーができず、3回戦はメンバーから外れた。
「去年は大事なときに自分のプレーができなかった。チームが苦しいときに絶対に自分が点を取りたいと強い思いを持って戦ってきた。今日もあきらめなかった気持ちが最後の最後にゴールに結びついたのかなと思います」
スコアレスのまま後半アディショナルタイムに突入すると、終了間際に劇的展開が待っていた。80+3分、DF小森颯(3年)が蹴り込んだ右CKにニアサイドの大竹が高い打点からヘッドで叩き込み、値千金の決勝ゴール。177cmの大型ストライカーが空中戦の強さを発揮。劇的勝利をもたらし、大塚一朗監督も「昨年の悔しさを晴らしてくれたんじゃないかな」と活躍を喜んだ。
1回戦ではコンビを組む徳島内定FW坪井清志郎(3年)が決勝点。「キヨが決めたのは刺激になった。今度は自分だっていう強い思いもあったからゴールにつながったのかなと思っています」。“北信越最強2トップ”は切磋琢磨しあい、いいライバル関係を築いている。
「試合中はお互いコミュニケーションをとって協力しながらやってるけど、個人個人の戦いになったらここ2年くらい、ライバルとして競い合ってきた。お互いが成長できたと思うし、ライバルがいるからこそこういう結果につながったと思っています」
選手権予選では5試合20ゴールを記録し、得点王に輝いた。注目されることでプレッシャーもあったが、押しつぶされない強さを身につけて選手権に帰ってきた。「次の試合も自分の力を信じてやっていきたい」。3日の3回戦は前橋育英高(群馬)と対戦。苦しい展開でもあきらめず、再び自身のゴールでチームを救う。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2017
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