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主審が選手に報復行為…パリSG対ナント戦で前代未聞の珍事件勃発

ゲキサカ / 2018年1月15日 17時7分

倒された主審は選手にキックの報復行為をし、直後には2回目の警告で退場処分にしてしまった

[1.14 リーグ1第20節 ナント0-1パリSG]

 リーグ1は14日に第20節を行い、パリSGは敵地でナントと対戦し、1-0で勝利した。ナントは首位相手にも攻守に粘りを見せる好ゲームを展開。しかし試合終盤のアクシデントによって、その内容は吹き飛んでしまった。

 アクシデントが起きたのは後半アディショナルタイム1分過ぎ。パリSGのFWキリアン・ムバッペがカウンターを仕掛けて猛ダッシュしたところを、後方からナントのDFディエゴ・カルロスが追いかける。すると、前方横を走るトニ・シャプロン主審がD・カルロスの前方に入り込んでしまい交錯。シャプロン主審はD・カルロスの足に絡まり倒れ込むと、D・カルロスの足をめがけてすかさずキックを見舞い、報復行為を行った。

 立ち上がったシャプロン主審はD・カルロスに対しイエローカードを提示。すでに1回目の警告を受けていたため、レッドカードで退場処分となった。納得できないD・カルロスは主審に抗議したものの、チームメートになだめられる形でピッチを後にしている。

 試合後、クラウディオ・ラニエリ監督はナントのクラブ公式ツイッター(@FCNantes)を通じて、「困ったことはD・カルロスが少なくても1試合は出場停止ということだ。なんでだい?」と不可解な判定に疑問符。「判定は良かったよ。でもオフサイドでゴールが取り消されたことと、D・カルロスに対する行動を忘れられたらね」と主審の前代未聞の報復行為に皮肉交じりに答えている。

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