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プレミア最終節で負傷もイタリアで学ぶため、戦うために状態取り戻してきたMF上月、将来の海外挑戦へ向けて「結果を残したい」

ゲキサカ / 2018年1月24日 11時16分

MF上月翔聖はインテルアカデミーとの試合で、得意のドリブルからゴールを決める意気込みだ

 「NIKE NEXT HEROプロジェクト」イタリア遠征メンバーは現地時間23日、ミラノ市内の“ジャチント・ファッケッティ”センター (インテル下部組織練習施設)でトレーニングを行った。

 インテルアカデミーコーチが見守る中、技術系のトレーニングと8対8などを実施。MF上月翔聖(神戸弘陵高)は「神戸弘陵でやっている分にはまだ意識が低いと感じました。身体の向きとかトラップの置く場所とか、出す足とか、日本人よりも細かいところを求められる」と初練習を振り返る。

 ともにトレーニングしたチームメートは高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグにおける「NIKE NEXT HEROプロジェクト」で、対戦相手の監督から評価ポイントを得て選ばれてきた選手ばかりだ。8対8では「周りのレベルが高すぎて……」と苦笑いしていた上月だが、この日のポジションは本職とは違うボランチ。「本職のSHで出ればもうちょっと特長は出ると思うんですけれどもボランチでもできるようにしないといけない」と引き締めていた。

 今回のイタリア遠征は「夢のような」舞台だった。「初めは行きたいな、という夢の感じで思っていて、まさか本当に行けると思っていませんでした。自分一人で行けたイタリアではなく、周りがいたから行けたイタリアなので、選手とかスタッフ、みんなには感謝しています。良いものを後輩とかに届けられたらいい」と語る。

 12月のプレミアリーグ最終節で左足中指を骨折し、今年1月6日に予定よりも10日ほど早く“強行復帰”。そこから海外で戦うためのコンディションを高めてきた。実際に負傷前のレベルまで状態を取り戻しており、言い訳はできないと考えている。

 主将を務めた神戸弘陵では攻撃的な選手が多い中で守備の部分を意識的に高め、より得意のドリブルを発揮できるように自身を変えてきた。神戸弘陵で学んできたことが今回のイタリア遠征メンバー選出にも繋がっているだけに、全力で自分を表現することを目指す。

 将来の夢は海外でプレーすること。それだけに、国体兵庫県選抜以来となる海外挑戦で、自分の武器を試す意気込みだ。「いずれは海外でやりたいので、どういう環境なのか全部知りたい。とりあえずはドリブルで勝てなかったら意味がない。ドリブルから点決めて結果を残したいです」。24日、25日はインテルのアカデミーチームと練習試合が予定されている。最大の武器であるドリブルからゴールを決めて、“イタリアを驚かす”。
 
(取材・文 吉田太郎)

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