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[船橋招待]大胆なドリブルでピッチを鋭く切り裂く左利きのジャックナイフ。柏U-18FW市村健が目指すのは「日本で一番のアタッカー」

ゲキサカ / 2024年4月2日 23時6分

柏レイソルU-18の注目レフティ、FW市村健(新3年=柏レイソルA.A.TOR’82出身)

[3.30 船橋招待U-18大会 柏U-18 0-1 静岡学園高 日立柏総合グランド]

 一歩ずつ、着実に、成長している自信はある。あとはそれをハッキリとした結果で表現するだけ。目指すのはこの世代でトップ・オブ・トップのアタッカー。磨き続けてきたこの左足で、もう一度のし上がってやる。

「1人でボールを持ったらシュートを決め切るとか、前を向いたらラストパスでゴールをおぜん立てするとか、そういうところで自分は日本で一番にならないと、代表とかトップチームへの昇格も厳しいと思うので、攻撃面でのクオリティでは日本で一番になりたいと思っています」。

 すべてのベクトルをゴールへと向ける、柏レイソルU-18(千葉)のアグレッシブなレフティ。FW市村健(新3年=柏レイソルA.A.TOR’82出身)は誰もが認める『日本で一番』を目指して、今まで以上に自分の中に携えたアクセルを踏み込んでいる。


「最近は大学生と試合を重ねている中で、強度や守備の決まりごとで全員がやらないといけないことは結構できているんですけど、自分たち攻撃陣はゴール前でのクオリティや決定力が求められていて、そういうところをチームとして開幕までに仕上げていこうと話していますし、良い経験ができていると思います」(市村)。

 プレシーズンの柏U-18は大学のチームとトレーニングマッチで肌を合わせ、基準を上げてきた。「最初の方は判断やスピード感に慣れなくて、後ろから奪われるシーンも結構多かったんですけど、ポジショニングでもちょっと頭を使ったりして、自分の持ち味であるドリブルとかシュートには結構良いイメージを持てています」という市村も、高い強度の中で力を発揮する術を磨いている。

 『第29回船橋招待U-18サッカー大会』の2日目はロアッソ熊本U-18(熊本)、静岡学園高(静岡)と対峙。13番はそれぞれ右ウイングと2トップの一角に入ったものの、やるべきことに大きな違いはない。「自分はまずゴールに向かっていく姿勢を持ちながら、ドリブルやパス、シュートでチャンスメイクに関わることが一番の特徴だと思っているので、まずはゴールから逃げないで向かっていくプレーを心掛けています」。

 ただ、どちらの試合も結果は0-1での敗戦。「今までも『試合を決め切る力は自分に足りないな』とも思っていたので、1人でかわしてシュートまで持っていくようなプレーを、今シーズンは見せたいなと思います」。ゴールに関わる決定的な仕事で、チームの勝利に貢献することは絶対的な役目。個人としてもより明確な課題を実感したようだ。

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