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同胞対決はタイでPVも…Jデビュー弾のティーラシン「期待はプレッシャーにもなった」

ゲキサカ / 2018年2月24日 21時0分

J開幕戦で対決した広島FWティーラシンと札幌MFチャナティップ

[2.24 J1第1節 広島1-0札幌 Eスタ]

 海の向こうからも熱視線を送られていた。J1開幕戦で実現したサンフレッチェ広島FWティーラシンと北海道コンサドーレ札幌MFチャナティップによるタイ代表対決。エディオンスタジアム広島にタイのメディアが取材に訪れただけでなく、現地ではパブリックビューイングも開催されていた。

 そんな注目の一戦で勝負を決めたのがティーラシンの一撃だった。前半26分、左サイドからMF柏好文が右足で上げたピンポイントクロスにゴール前でフリーとなり、ヘディングシュート。Jデビュー戦での先制点が、タイ国籍の選手が決めたJ1初ゴールとなった。

「柏選手は練習のときからカットインしてクロスを上げることが多かった。柏選手に感謝したい。僕は中に走り込んで、柏選手のいいクロスに合わせるだけだった」。タイ国旗も振られたスタンドには家族の姿もあった。「家族の前でゴールできたことはうれしいけど、それよりゴールでチームの勝利に貢献できたことがうれしい。僕だけなら今日の試合には勝てなかった」。自分のデビュー戦ゴールよりも、チームの開幕白星を喜んだ。

 結果だけを見れば完璧なデビュー戦だったが、内容は決して満足できるものではなかった。「ゴール以外に良かったところはあまりなかった。修正しないといけないところはたくさんあるし、課題はいっぱいある」。自己評価の厳しいティーラシンに対し、城福浩監督も「彼の持っているポテンシャルを考えたらもっともっとやれるし、やってもらわないと困る」と高い期待を寄せる。

「ボールに触れば正確なテクニックがあるし、正確な判断で周りも使える。ただ、ボールを待っていたら触れるリーグではない。自分から動き出しを多くして(ボールに)触る機会を増やしてほしいし、危険なところに入って行ってほしい」。具体的な要求も口にした指揮官は「まだまだ伸びしろがある」と期待を込めて力説した。

 開幕戦を戦い終えた29歳のタイ代表FWは「みなさんの期待は自分にとってのプレッシャーにもなっていた」と率直な心境を打ち明けた。タイ代表で10番を背負うティーラシンと“タイのメッシ”の異名を持つチャナティップの対決。「今日は初めてチャナティップと対戦した試合になったけど、お互いがいい結果を残すことをタイの人たちも期待している」。母国からの期待と注目。「次の試合でも(タイの選手が)各自の成果、チームの成果を挙げることが期待されていると思う」とすぐに気持ちを切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)
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