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得点力不足にあえぐ柏の起爆剤になるか…初のJ1でも輝きを放つ島村拓弥

ゲキサカ / 2024年4月4日 0時51分

柏の右サイドから仕掛け続けたFW島村拓弥

[4.3 J1第6節 柏 1-1 C大阪 三協F柏]

 今季、熊本から柏レイソルへと完全移籍で加入してきたFW島村拓弥は、第2節の神戸戦でJ1初出場を果たすと、FW木下康介の決勝点をアシストする。その後も出場時間をのばし第5節までの出場は4試合となったが、すべて途中出場で出場時間の合計は77分と限られていた。

 そして迎えた第6節・C大阪戦では初めて先発を飾ると、中盤の右サイドへ。島村が右に入ったことで右MFのレギュラーであるMF山田雄士が左サイドにまわり、左MFのレギュラーであるFWマテウス・サヴィオはFWに入った。

 この日、観客の期待値が高かった選手のひとりが島村だった。ドリブルでするすると相手をかわしつつ、味方を生かすバスも随所に披露。さらに、中盤で相手のボールを突っ掛けてカウンターの起点となる場面も見られた。

 PKでC大阪に先手をとられ、1点を追いかけることになった前半20分。敵陣でMF白井永地が相手のパスをブロックすると、そのボールをひろった島村はペナルティエリアにドリブルで入り、相手守備陣をひきつけたところで「シュート打とうかなと思ったら、サヴィオが呼んでいたんで」と中央の10番へ。サヴィオの右足シュートは、ゴールに吸い込まれた。

 先制を許しながらも直後に追いつけた部分はチームとして前向きにとられられるが、選手たちが口を揃える「2点目」はこの日も遠かった。今季6試合を消化し、複数得点はいまだにゼロ。それでもC大阪戦では、公式記録では19本のシュートを記録し、チャンスは着実につくれている。

「決めていかないとでもチャンスを増やすことは悪いことじゃない。それができているということはプラスに捉えて、決められないんだったら、もっとチャンスを増やしていければ」と島村は自信をのぞかせた。

 柏の第6節までのゴール数は「5」で、これは札幌に次いでリーグワースト2位タイの数字だ。その5ゴールのうち、80%にあたる4ゴールにサヴィオが絡んでいる。サヴィオへの依存度が高い現状で、25歳のレフティーが柏の攻撃の新たな可能性を感じさせてくれた。

(取材・文 奥山典幸)

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