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ハリル電撃解任、田嶋会長会見要旨

ゲキサカ / 2018年4月9日 23時25分

―西野氏に監督就任を伝えた時期と反応は。5月31日に予定されているW杯メンバー発表に変更はあるのか。
「西野氏に打診をしたのは先週の前半で、名古屋で会った。その後、金曜の夜にも会って話をしている。彼はすごく慎重な方なので、いろいろなことを考えた上で結論を出してくれた。ただ、最終的には私はハリルホジッチ監督に言ったあとと決めていたので、最終的に決めたのは土曜のパリのあと。慎重な方なので、はっきりとはおっしゃらなかった。メンバー発表など基本的な流れは大きくは変わらないが、それも木曜に分かればお伝えしたい。基本的には今の流れを大きく変えるつもりはない」

―この4年間で監督は3人目。技術委員長も会長も代わった。代表強化の継続性をどのように考えているか。
「会長が代わるのは、2年の任期ごとにその可能性があるわけで、これは自然のものだと思っている。技術委員長も代わっているのは事実だが、基本的な流れは変えてはいけない部分がある。育成の部分や指導者養成の部分、そこの部分はしっかりと過去を踏襲し、今も日本のスタイルを築き上げていると思う。もちろん良い方向に修正し、改善していくのは、当然必要であって、今後も実行していく。人が代わろうと代わらなかろうと、それは実行していかなければいけない。ただ頻繁に代わることが良いことかと言うと、必ずしもそうではないことの方が多いとは思う。ただ、これはその都度、事情があったりするので、一概にそれがすべてダメだというふうにも言えないと思う」

―ハリルホジッチ監督と協会との間でどのような摩擦、コミュニケーション不足を感じたのか。
「協会との摩擦があったとは思っていない。ハリルホジッチ監督は合宿が終わると会長室に来て、よく話をしてくれた。私はサッカーをやっていた身なので、サッカーに対する考え方はあるが、サッカーについては、あくまで技術委員長であったり、コーチ陣がその話をするものだと思っている。だから、摩擦があったということではない。選手やスタッフとの摩擦は当然、少なからずあるものだと思っているが、それについて把握しつつも、今回はそれを越してしまったことで、この決断に至ったということ。協会との摩擦があったとは思っていない」

―コミュニケーションの部分が原因ということだが、選手から聞き取り調査を行った上で判断したのか。
「先ほども申し上げたとおり、コミュニケーション、信頼関係がなくなるというのは、一つの象徴的なことであって、いくつか細かいところを挙げるというのは可能だと思う。ただ、そこが一つの引き金になったのは間違いない。この件だけでなく、さまざまなことについてスタッフなどから話は聞いている。だれということは申し上げないが、直接選手から話を聞いたこともある。だが、それを鵜呑みにするわけではなく、しっかりと全体のことを考えながら話を聞き、そしてそれを改善すべく動いてきた。その結果、最終的にこういう結論を出さざるを得ない状況になったということ。継続してずっとその作業はやってきた」

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