1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

ハリル電撃解任、田嶋会長会見要旨

ゲキサカ / 2018年4月9日 23時25分

―交代するスタッフは。今後、訴訟などになる可能性はないのか。
「現在のところ、ハリルホジッチ監督、そして本人に伝えているのはコーチのジャッキーさん、シリルさん、そしてGKコーチのルグシッチさん。この3名については契約を解除した。サッカーの場合は訴訟はFIFA等に言わないといけないわけだが、そういう可能性がゼロではないかもしれないが、私たちは契約に基づき誠意をもって今後も対応していくつもりだ」

―日本サッカーが目指すべき道。どのようなサッカーを目指すのか。
「基本的な戦術やベースは一緒だと思っているが、監督によってやり方が変わるのは事実。実際にハリルホジッチ監督がやろうとした速い攻撃だとか、そういうものがあったのも事実だし、そういうことが必要なのは私たちも分かっているつもりだ。ただ、それを選手たちができるかどうか、まっとうできるかどうかを踏まえながら、そして今までW杯で通用したところ、しなかったところ、今のサッカーに合うもの、合わないもの、そういうものをしっかり分析して、我々はチームを作らなければいけない。最近は、サッカーに大きな差がなくなっているのは事実。やはりしっかりと自分たちで判断し、監督の指示だけでなく、自分たちがその場その場で一番良い選択ができる、そういう選手たちのプレーを期待したい。もちろん、ベースには監督がやりたいサッカーが出てくると思うが、それは木曜にまた聞いてもらいたい。日本らしいサッカーが確立されてきている中で、やはりそれを私は志向してほしいと思っている。しっかりボールをつないでいくということ。これは私の意見だから、監督がどう思うかは木曜に是非聞いていただきたい。ただ、“これが日本のサッカーだ”と言って、できるものではない。世界のサッカーに私たちがアジャストしていくことによって、それが自然と日本のサッカーになっていくんだと思っている」

―2か月前の監督交代とういことで、会長自身、協会としての責任をどう感じているのか。
「これをそのまま放置してやることで私の責任がなくなるのかというとそうではないと思う。私は日本サッカー協会の会長としてどんなことにおいても日本のサッカーの発展を第一に考えないといけないと思っている。今回、2か月前ではあったにもかかわらず、このような選択をしなくてはならなかったのは、2か月後のW杯での成績を、勝つ可能性を数%でも上げていきたいということ。監督が代わって急に決勝まで行くぞとかドラスティックに変わることはない。それは分かっている。むざむざとそれを見ているわけにはいかなかった。この状況を打破するために監督を交代するという決断をしたということ。ここまでなってしまっているという責任はもちろんあるかもしれないが、みんながハリルホジッチ監督をサポートし、良くしようと、選手も。みんなが努力してきたのは事実。そこのところがバランスが崩れてしまったのが今の状況で、その状況状況で僕らは決断を変えていかざるを得ない。今まではその決断をハリルホジッチ監督に続行してもらうということでずっとサポートしてきたが、ここに来て状況が変わったということ」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください