川崎Fで「内容の濃い3年間」過ごし仙台へ…DF板倉滉「一度違う場所で勝負したかった」
ゲキサカ / 2018年5月8日 12時0分
Road to TOKYO~Jリーグで戦うU-21戦士~Vol.1
今季、下部組織から育った川崎Fを離れ、ベガルタ仙台への期限付き移籍を決断したDF板倉滉。J1リーグ開幕戦でプロ初先発、初ゴール、初フル出場を記録してチームの白星発進に大きく貢献するなど、新天地で最高のスタートを切った。負傷によって一時は離脱したものの、早期復帰を果たした21歳に移籍を決断した理由、川崎Fでの3年間、そして2年後に迫る東京五輪への思いを聞いた。
正直、不安もあった
初めての移籍
――良いスタートを切りながらも、負傷によって約1か月戦線を離脱することになりました。
「負傷に関しては反省しなければいけません。試合に出続けたい気持ちが強かったので悔しさもあったし、自分がピッチに立てない時期、チームは全体でハードワークしていて、試合内容も良かったので正直焦りはあった。ただ、同時に早く復帰してチームの力になりたいと思っていたので、(第8節の)磐田戦で復帰できて、率直にサッカーができる嬉しさを感じることができました」
――今季、仙台に期限付きで移籍加入しました。移籍を決断した理由を教えて下さい。
「僕は下部組織からずっとフロンターレで育ってきたので、最後の最後まで本当に移籍した方がいいのかどうか迷いました。ただ、仙台の丹治(祥庸)強化育成本部長や渡邉(晋)監督と話をさせて頂いたときに、自分をすごく必要としてくれているという熱意を感じたので、それは最後の一押しになったと思います。それと、周囲からは『試合に出るために行ったんじゃないか』とよく言われますが、仙台に来たからと言って絶対に試合に出られるわけではないし、しっかり競争に勝たないと試合には出られません。でも、フロンターレを離れて、一度違う場所で勝負したい気持ちもあったので移籍を決断しました」
――初めての移籍となりましたが、U-21代表の一員としてAFC U-23選手権に出場していた影響もあり、チームへの合流が遅れました。
「正直、不安はありましたよ。ピッチ上での不安もありましたが、チームメイトに会うのが一人だけ、しかも新加入なのに遅れるじゃないですか。『ちょっと嫌だな』『どんな感じになるんだろう』と思っていたけど、皆がすんなり受け入れてくれたので、すごく馴染みやすかった。最初は本当に緊張していたけど、しっかりあいさつしないといけないと思って、ガチガチになりながら『初めまして。よろしくお願いします』と一人ずつにあいさつさせてもらいましたが、皆が優しかったのですごく助かりました」
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