デュッセルドルフが劇的2部優勝!! 最終節『優勝決定戦』でAT勝ち越し弾、宇佐美は今季8点目
ゲキサカ / 2018年5月14日 1時43分
[5.13 ブンデスリーガ2部第34節 ニュルンベルク2-3デュッセルドルフ]
ブンデスリーガ2部は13日、最終節第34節を各地で一斉開催し、FW原口元気とFW宇佐美貴史所属のデュッセルドルフは首位ニュルンベルクと敵地で対戦した。すでに1部昇格が決まっており、優勝のためには勝ちが必要な一戦。後半アディショナルタイムのゴールで、3-2で勝利し、劇的な形で優勝を決めた。
ニュルンベルクは前半6分、ゴール前約25mからのFKを味方が動かし、MFエドゥアルド・ロウベンが無回転シュート。GKラファエル・ボルフが前に弾いてしまい、DFゲオルグ・マルグリッターが流し込み、早々にスコアが動いた。
さらにニュルンベルクは同13分、FWミカエル・イザクのクロスにDFティム・レイボルトが合わせて2-0。勝たなければならないデュッセルドルフにとって、優勝に向けて3点が必要な状況となってしまった。
ところが、この劣勢を宇佐美が挽回する。前半37分、左サイド深くでFW原口元気がボールを持ち、中盤にバックパス。左利きのMFニコ・ギーベルマンがふんわりとしたクロスを送ると、宇佐美が高い打点のヘッドで決めた。5試合ぶりの今季8得点目で待望の1点が入った。
1点ビハインドで迎えた後半14分、左サイドでボールを持った原口が前を向き、縦パスは相手DFがインターセプト。こぼれ球を拾ったギーベルマンが左足を振り抜くと、鋭く回転したボールはゴール左隅に突き刺さった。
後半31分、原口はFWハーバード・ニールセンとの交代でピッチを退き、半年間を過ごしたデュッセルドルフでの今季を一足先に終えた。その後はリスクを負って攻め込むデュッセルドルフ。すると後半アディショナルタイム1分にドラマが起きた。左サイドに開いたMFダボア・ロブレンが左足アウトでクロスを送ると、MFカーン・アイハンがヘッド。これが華麗にネットを揺らし、土壇場で勝ち越しに成功した。
その後はデュッセルドルフが守り切り、タイムアップの笛が鳴ると一斉に歓喜の輪。試合前から両サポーターが“nie mehr zweite liga(もう2部なんか嫌だ)”と合唱し、来季1部昇格を決めたチーム同士の優勝決定戦はデュッセルドルフに軍配が上がった。
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