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充実の3-0勝利。選手権4強メンバー中心に選手層厚い矢板中央が、栃木ライバル対決制して全国へ

ゲキサカ / 2018年6月21日 20時43分

 高橋健二監督が「高い位置に入った時の攻撃が多彩になってきた」と頷く攻撃の形が出て突き放した矢板中央に対し、佐野日大は後半に存在感を増したMF廣瀬龍也主将(3年)がチャンスメーク。サイドへの正確な展開やPAでDFをかわす動きで反撃の中心になっていた。

 後半25分には大塚を前線に上げて4-3-3システムへシフト。攻撃にパワーをかけると、33分にはゴール前のこぼれ球から山田が決定機を迎える。だが、これを矢板中央CB五十嵐磨於(3年)がシュートブロックして雄叫び。隙ができかけた時間帯もあった矢板中央だが、「アイツはヤバイです。誰にも負けたくない、と。槙野選手みたいなプレーをしたいと言っている」(白井)という“気合系”のCB五十嵐と高さで相手を圧倒していたCB白井、そして安定感光るGK安西駿(3年)を中心とした守りは崩れない。

 逆に交代出場のMF板橋幸大(3年)のスピードを活かしたカウンターや飯島の個人技から3点目を狙う矢板中央は35分、右サイドでボールを持った後藤が飯島へ斜めのパス。飯島が足裏で出したリターンで抜け出した後藤が、そのまま右足シュートをゴール左隅に流し込んだ。

「栃木ライバル対決」を3-0で制した矢板中央が全国出場を決めた。その矢板中央は今年、プリンスリーグ関東で横浜FMユースや大宮ユースを撃破するなど開幕5連勝で首位。「県リーグだと自分たちはボール持つことが多い。プリンスリーグでは自分たちの守備から攻撃に行く部分が結構鍛えられた」と白井は説明していたが、強豪相手に自分たちの戦う術を磨き、結果を残したことは自信になっている。

 CB長江皓亮、FW久永武蔵という2年生の主力組が負傷離脱する中でも五十嵐らが台頭。そして怪我で出遅れていた望月も復帰して選手層は厚さを増している。結果が出ても選手たちに謙虚でいることを求め続ける高橋監督は全国へ向けて「セットプレーを強化したい」とコメント。そして、望月は「今年は全国の優勝を狙っていて、まずはスタートラインに立った。ここから全国優勝目指してみんなで頑張っていきたい」。攻守に選手権4強メンバーを残し、台頭中の新戦力も結果を残している矢板中央が今夏、初の日本一に挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018

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