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選手の良いところに目を向けて実況、涙も……。日テレ系アナウンサーが「選手権座談会」vol.1

ゲキサカ / 2018年12月21日 19時8分

福岡「おそらく、このメイングループの方々、準決勝、決勝を喋るアナウンサーになってくると体力と、いかに風邪を引かないかというところの勝負になってくると思います。部屋に加湿器は必ず置き。当時はホテルの加湿器が少ない時代もあったから、その時は地元で、買って、部屋に持って行き、のど飴を大量に持ち、栄養ドリンクは毎朝しっかり飲み、うがい、うがい薬はもう飲み物のように使い……と、とにかく風邪との戦い。だから、いつ風邪を引いてもすぐに体調を取り戻せるように薬は大量に準備して、ちょっと喉痛いと思ったら薬を飲んで戦っています」

中野「誰かがマヌカハニーを舐め始めると、みんなマヌカハニーになる(笑)。これ効くらしいぜって」

榎本「プリントが配られるんですよ。風邪の気配を感じた人はもう正直に申し出てくれと」

高橋「隠さないようにしましょうってね」

榎本「恐ろしいくらい年末になるとマスクしてますよね」

中野「でもそこは皆さんプロなので、ちゃんと予防もしますし、ダメだと思ったらすぐに撤退しますし。そのあたりはすごくきっちりしています。竜馬さんのようにベテランのアナウンサーがかつてもいっぱいいまして、そういった方たちから伝統の継承みたいな感じで、実況や取材の仕方が引き継がれていっています」

―ロッカールームは聞く側もつらいところがあるんだろうなと思って見させてもらっています。

中野「結構ロッカールームを撮っているディレクターと聞いているアナウンサーが泣いているというのもありますけどね」

高橋「敗戦の弁が一番嫌ですね。終わった直後、ヒーローインタビューをしているうちに監督の横に行って情報を聞かないといけないので、負けた瞬間横に立って一言を聞かなきゃいけないんですよ。あれはね。本当に一番仕事の中でも責任はありますけど、嫌な仕事ですね」

越崎「関係があるから喋ってくれますよね、監督も」

中野「我々の放送の中で敗者もしっかり伝えたい、というのがあるので。勝者だけじゃなくて敗者をしっかり讃える。プロサッカー選手ではないので、アマチュアサッカーを我々は伝えている。学生スポーツ、というのを忘れないように。だから高校サッカーの解説だと、やっぱり選手のいいところを色々ピックアップして、この選手のこれが良かった。キーパーもシュートが外れたのではなくてキーパーがコースを消していた。PKを外した、という実況はあまりないんです。ボールがそれたとか、キーパーよく止めた、とかが多いです。我々はいい面に目を向けていこうという中継を心掛けています」

(取材・文 吉田太郎)第97回全国高校サッカー選手権は、民間放送43社の共同制作でテレビ放送される。
今大会では、公式ホームページ(http://www.ntv.co.jp/soc/)で全試合フルマッチ配信と、一部の試合のライブ配信が行われる予定。
●【特設】高校選手権2018

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