[MOM2796]尚志MF大川健(3年)_凛として主将「責任が自分を成長させてくれた」
ゲキサカ / 2019年1月5日 22時5分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.5 全国高校選手権準々決勝 尚志1-0帝京長岡 等々力]
7年ぶりの選手権準決勝進出、会場が埼玉スタジアムになってからは初となるベスト4入りが懸かった尚志高(福島)。しかし、チームは苦しい台所事情を抱えていた。
前大会王者・前橋育英との3回戦の終了間際に、センターバックのDF黒澤誓哉(3年)がこの大会2度目の警告を受ける。大会前にCB馬目裕也(3年)も負傷している中、帝京長岡高(新潟)との準々決勝を前に、仲村浩二監督は苦しい戦いを強いられていた。
そして、帝京長岡戦でDFフォファナ・マリック(3年)とCBを組んだのは、本来はボランチの主将MF大川健(3年)だった。「タケはどこでもできるプレイヤー」とマリックが評するも、本人はやはり「むずかしい部分ももちろんあった」とCBでの80分間を回想する。それでも3試合で10得点と攻撃力のある帝京長岡をシャットアウト。「マリック、GK、サイドバックとよく声をかけながらできた」と無失点に胸をなでおろした。「ボランチやりたいのはもちろんあるんですけど、CBを任されたので、チームのために」。いち選手としての想いよりも、キャプテン然とした態度を貫いた。
1-0で勝利し、2011年度以来となる選手権4強。尚志は12月中旬に行われたプレミアリーグプレーオフで、立正大淞南、横浜FMユースを破り、2011シーズン以来となるプレミアリーグ昇格を果たしており、充実の1か月を送っている。「勝ちぐせというか、そういのがついてきた実感もありますし、苦しい時間もマイナスの声ではなくプラスの声が増えてきた」。大川はチームの成長に手応えを感じている。
長谷部誠(フランクフルト)を想起させるほど、凛々しく受け答えをするその姿は、ピッチ外での意識の高さに秘訣があった。「自分ができないと周りの人はやらないのは事実なので。自分が常に寮生活の中でも見本になるような生活を心がけて。グラウンドでも自分が一番練習に対してアツい気持ちを持ってないといけないと思うので、責任が出てその責任が自分を成長させてくれたのだと思います」。4強の壁を破り、そして、頂点に立って歴史に名を刻めるかーー。12日の準決勝では青森山田と激突する。
(取材・文 奥山典幸)
●【特設】高校選手権2018
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
昨年6月以来の復帰戦で特長発揮。神村学園の注目FW金城蓮央は「13」の先輩たちに「負けないぐらいのプレーを」
ゲキサカ / 2024年4月16日 17時16分
-
“サッカーの街”長岡でプレミア初開催。ホーム観衆の前で躍動の帝京長岡が4-0で神村学園を下し、初勝利!
ゲキサカ / 2024年4月15日 20時32分
-
黒星発進も前向きなプレミア初戦。CB西館優真主将は「前向きにさせるようなプレー」と声で尚志を引っ張る
ゲキサカ / 2024年4月8日 13時31分
-
[MOM4655]帝京長岡FW安野匠(新3年)_「結果で見せたい」ストライカーが鮮烈ゴールで白星もたらす
ゲキサカ / 2024年4月2日 23時7分
-
大阪体育大新入部員に京都橘の高校選抜CB池戸、佐賀東MF宮川主将、明桜FW臼田、立正大淞南CB西口主将ら
ゲキサカ / 2024年4月2日 16時2分
ランキング
-
1【五輪最終予選】U-23日本代表、パリ切符王手!細谷が劇的V弾 開催国カタールと120分激闘
スポニチアネックス / 2024年4月26日 1時52分
-
2開催国カタール、敗戦後に「紳士の振る舞い」 地元サポが勝利の日本へ拍手で称賛「いい国だ」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 1時57分
-
3バイク事故の新日本プロレス・田口隆祐選手、「ドクターも驚きの回復力」報告も......痛々しい姿に心配&応援の声
J-CASTニュース / 2024年4月25日 20時24分
-
4《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
NEWSポストセブン / 2024年4月26日 7時15分
-
5U-23日本が延長戦い勝利も「自分たちで少し難しくしてしまった」 指揮官の反省点は?
FOOTBALL ZONE / 2024年4月26日 2時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください