浦和DF山中、公式戦デビューも「結果が出なかったのは実力不足」

浦和レッズDF山中亮輔

[2.16 富士ゼロックススーパー杯 川崎F1-0浦和 埼玉]

　与えられた時間は24分間。1点のビハインドを背負っている状況だった。しかし、チームを逆転勝利へと導くことができなかった浦和レッズDF山中亮輔は、「結果が出なかったのは実力不足」と悔しさを滲ませた。

　今季、横浜FMから浦和への完全移籍を決断。「レッズでしっかり活躍できれば、Jリーグでは突き抜けた存在になれると思っている。それだけのレベルのプレーヤーにまでいきたいので、このチームで活躍することしか考えていない」と新加入会見で覚悟を示していた。

　そして、迎えた初の公式戦。ベンチスタートとなったものの、0-1の後半21分にピッチへと送り込まれ、左アウトサイドのポジションに入った。「前に人がいないので、自分ではがす部分が大事になると思う」と持ち味の攻撃面で違いを生み出そうとしたが、対面する相手を振り切る場面は限られ、左足のクロスからチャンスを生み出すことはできなかった。

「個の部分で違いを作らなければいけないし、与えられた時間の中で結果を残していかないといけないと思っている。負けている状況だったので、そこでひっくり返せるような選手になっていかなければいけない」

　ほろ苦い公式戦デビューとなったものの、1週間後にはJ1開幕戦が控えている。「結果が出なかったのは実力不足。だけど開幕戦もあるので、負けをひきずらずにやっていきたい」と前だけを見据えた。

(取材・文　折戸岳彦)
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