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最終節のブーイングは「去り際かなと…」酒井高徳を直撃、日本復帰の可能性は?

ゲキサカ / 2019年6月6日 23時13分

―ブーイングを受けるような予兆は何かあったんですか。
「パフォーマンスが良いときは褒められるし、悪いときは批判されるというのは選手の宿命です。情報社会なので、メディアからもSNSからもいろんな情報は入ってきます。クラブに残留した数人の選手の中の一人として、僕のパフォーマンスが上がらないのは痛いというような記事は出ていましたが、それも僕一人を狙った記事ではなく、キャプテンを含めて経験のある選手何人かについて書かれたものでした。一人を集中攻撃するような感じではなかったですし、なおさらファンからそういった声はなかったので、すごくショックでしたね」

―試合後、チームメイトもブーイングを批判し、酒井選手をかばうコメントをしていました。
「そうですね。選手も『あれはないよ』と言ってくれましたし、駐車場がスタジアムに隣接しているので、僕らはそこから車で帰るのですが、試合後、多くのファンの方が僕のところに来てくれました。『あれは本当のハンブルクファンの本意ではない』『ただサッカーを見に来ているだけの人たちがブーイングしただけで、僕らコアなファンはそんなことはまったく思っていない』と言ってくれました。そのときはなかなか受け入れがたい気持ちもありましたが、そのあともいろんなメッセージ、連絡を受けて、『あれはお前だけが受けるべき仕打ちではない』『お前のやってきたことはブーイングに値しない』『一人のファンとして残念だ』と、いろんな声をいただきました」

―少し時間が経って、今は気持ちも整理できましたか。
「ショックでしたけど、去り際なのかなとも思いました。契約はあと1年残っていますが、ここまで満足されない形になってしまった。4年間プレーしてきて、終わり方は悲しいかもしれませんが、ここにいるべき選手ではなくなったのかなと。逆にそれを知れて良かったという自分もいます。そういう不満が知らないところでどんどんたまって爆発するのは嫌ですし、期待に応えられない選手はそのチームにいられないというのは選手ならだれもが経験することです。今回は自分がその対象になったんだなと思っていますし、逆に開き直れたというか、切り替えはできています」

J復帰の可能性は?
「大事なのは家族がいるかどうか」
今夏の去就も注目される
―去就の話が出ましたが、シーズン中にも地元メディアに対して「いつか日本に戻りたい」とコメントしていました。
「そうですね。20歳でドイツに来ましたが、移籍する前から新潟で試合に出ていたとはいえ、それほど活躍していたわけではありませんでした。Jリーグに残したものがないと思っているんです。海外にいても、Jリーグで結果を残している選手を見ると、うらやましいなと思うときがありますし、Jリーグで活躍していなかった自分がいるからこそ、Jリーグでも活躍したいという気持ちは持っています。それと今、僕は単身でドイツにいて、家族が日本にいるということも一番の理由です。自分の中で区切りが付いたタイミングで日本に戻りたいという気持ちは常に持っていました」

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