最終節のブーイングは「去り際かなと…」酒井高徳を直撃、日本復帰の可能性は?
ゲキサカ / 2019年6月6日 23時13分
―以前、ドイツ以外の国に行く考えはないと話していましたが、その気持ちにも変化が出てきたということでしょうか。
「ドイツ以外のリーグは自分のプレースタイルに合わないのかなと思っていたんです。自分は上手な選手ではないですし、ドイツのフィジカルであったり、試合のスピードやテンポ、規律正しさという部分は自分の長所にうまく当てはまったリーグだと思っています。でも、それ(ドイツ以外への移籍)も一つのチャレンジというか、そう思っている自分を変えるチャレンジになりますよね。ブンデスリーガも少しずつテクニカルになってきていて、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグで苦戦しているのも、そういう変化の時代に入ってきているからなのかなと。実際にプレーしていても、これまでのガツガツしたサッカーよりも、テクニックを重視したチームが増えてきていて、自分もドイツの選手の中では古いタイプの選手になってきているのかなと感じています(笑)。リーグのレベルは下がってもその中で上位のクラブに行って何かを成し遂げるという考え方もありますし、いろんな可能性を、来たオファーとともに考えたいと思っています」
代表引退から1年…
「僕よりいい選手がいっぱいいる」
日本代表への思いは…?
―ロシアW杯のメンバーで森保ジャパンに招集されていないのは、W杯後に日本代表からの引退を表明した長谷部誠選手と本田圭佑選手、同じく「次のW杯は目指さない」と明言した酒井選手だけです。日本代表に復帰することは今も考えていないですか。
「まったく考えていないですね。今の代表には僕よりいい選手がいっぱいいますよ。安西幸輝選手はすごくいい選手だと思いますし、室屋成選手も大好きです。Jリーグのいろんなサイドバックを見ていますが、可能性のある選手が多いなと感じています。ただ、ディフェンダーというのは経験を積まないと難しいポジションで、よく『どうすれば1対1でやられないポジションを取れますか』と聞かれますが、回数(を積むこと)なんですよね。言葉では説明できないところがあって、一瞬の判断、一瞬の感覚、“この距離感だったら危ない”というセンサーみたいなものがあって、そういう感覚はすぐには身に付かないものです。でも、ボールを持ったときのアクション、攻撃の創造性に関しては日本のサイドバックのクオリティーは相当高いと思います。ドイツのサイドバックを見ていてもそう思いますし、自分なんか必要ないと思われるぐらいの選手になれるサイドバックが今の日本代表にはいます」
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