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炎上呼んだ大分の「ケツ出せ」体操。仕掛け人に直撃! クラブも認めた『誤解』とは…?

ゲキサカ / 2019年6月24日 17時34分

インタビューに応じた鈴木セリーナ氏

 6年ぶりのJ1リーグで躍進が続く大分トリニータは3月下旬、新たな公式ソングを発表した。その名も「トリニータイソウ」。小さな子どもをターゲットとした『体操ソング』のはずだったが、これがサポーターからの批判を呼んだ。その理由は歌詞が「下品すぎた」ためだ。

 新曲がお披露目されたのは、J1第5節広島戦が行われた大分銀行ドーム(現・昭和電工ドーム大分)。数日前からクラブ、所属選手、公式マスコットのSNSが総出でPRしていたこともあり、発表前、サポーターからの期待は最高潮に達していた。しかし、動画が流れ始めた途端にそんな温かい雰囲気が一変してしまう。

「けちらせケツ出せプリプリ♪ うんちかますぜブリブリ♪ けちらせケツ出せプリプリ♪ 今日もかいちょうブリブリ♪」

 地元ダンスチームに所属する子どもたちの可愛らしい振り付けとは対照的に、歌い出しからインパクトあふれるワードが連発。その後は所属選手たちも次々に登場し、「からあげみたいにアゲアゲ」「負けるなやったれトリニータ」と応援ソングらしい歌詞が続くものの、冒頭部分のショックは圧倒的だった。

 SNS上では次第に「下品すぎる」「二度と流さないで」「侮辱された」といった書き込みが見られるようになり、一部擁護する声も見られたが批判が優勢。4日後、運営会社『大分FC』の榎徹代表取締役社長が「子供たちが歌って踊れるものとして、大分トリニータとともに浸透していければ有難いと思っております」との声明を出す事態に発展した。

 もっともこの「トリニータイソウ」、当初はクラブが発案した企画ではなかった。仕掛け役を担ったのはクラブスポンサーを務める『apple ribbon』代表の鈴木セリーナ氏。生まれ育った地元サッカークラブを応援しようと、芸人のあべこうじ氏(妻の高橋愛氏が過去に大分を舞台とした映画に出演)が作詞の下、実現したものだ。

 サッカーメディア『ゲキサカ』では4月下旬、鈴木氏の単独インタビューを実施。企画の経緯、批判に対する思い、今後の対応などを約1時間半にわたって聞いた。すると、曲に込められていた真意のほか、プロモーション過程においてある種の「誤解」が生じていたことが分かった。

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―まず、制作に至った経緯を簡単に教えていただけますか?
「私はもともと『Dream5』というエイベックス所属のダンサー・ボーカルユニットの『重本ことり』という女の子が事務所から独立した時、大手を辞めて自分で仕事を取っていくのは大変なので、キャスティングのお手伝いをしていました。その時に大分トリニータが代理店を通して手を挙げてくださったのが始まりです。

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