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昌子源が振り返る激動の1年「あの経験があったから、って言えるように」

ゲキサカ / 2019年7月4日 20時12分

―そこは鹿島での自信が支えていたんですね。
「間違いないですね。鹿島でいろんなことを学んで、優勝も6回経験させてもらって、そういうのが自信になっていたと思います」

―過去のインタビューで読ませていただいたのですが、フランスでも「優勝6回」というのはとてつもないことなんですよね。
「言われましたね。『お前、優勝したことあんのか?』ってちょっと上から来られて『あるよー。8年で6回』って言ったら、目ん玉飛び出るくらいびっくりしてましたけどね(笑)。『エエエー!』みたいな。『なんでお前ここいんだよ!日本にいたらスーパーなんだろ?日本にいたらいいじゃねぇか!』って(笑)。一回も優勝したことのない選手の集まりというか、リーグ・アンでもやっぱり下のほうはそういうところだと思いますし、優勝経験がほとんどない方が多かったですね」

―言語面でのアプローチは昔から準備していたんですか?
「いや、全くですよ。ほとんどせず行きましたね。ただ、今になればサッカー用語はだいたい大丈夫なんですよ。試合中にかける言葉とか。レストランでもなんとかなるかなくらいなんですけど。ただちょっとした冗談とか。あとチームメートが急に喧嘩とかし出すんですけど、喧嘩の内容がわからないんで、止めようにも止められないし、そういう難しさはすごく感じますね」

―今まで日本人選手の『言語の壁』みたいなことが語られてきましたが、そうしたものがなかった秘訣はなんだったと思いますか?
「間違ったら恥ずかしいとか思わないというか、英語を覚えるにしてもいろんなYoutubeとか見ると思うんですよ。間違っているのを恥ずかしいと思って喋らなかったら…って話を聞いて、それは本当にそのとおりだと思いましたね。まあレストランで間違えて『はっ?』って言われて恥ずかしい思いをして初めてこう言うんだって学びがあると思うんで、たぶんレストランでも、ほんまに聞き取る側からしたら『コイツなんなん?』って言われるくらいのこと言ってるんで(笑)。ただレストランでいま間違ったものが来たら、『これ違うじゃないですか!』って言えないんですよ。フランス語で何と言っていいか分からんから。それ言えるようになったら大したもんやなって思いますね」

―そこまで来たら長谷部選手、長友選手クラスですね(笑)。
「そうですね。でもやっぱり、そういうのも現地の人じゃないですけど、それくらい行けるようになりたいし。まあ片言ですけどね、ほんと単語と単語をつないだ。でも片言でもやっぱり聞いてくれているので、自分が求めた注文が来たり、自分が求めたことが伝わって、それを実行してくれるとやっぱりうれしいですね」

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