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昌子源が振り返る激動の1年「あの経験があったから、って言えるように」

ゲキサカ / 2019年7月4日 20時12分

―言語の話からは離れるんですが、身体つきが大きくなったような印象を受けました。そのあたりも努力をしているんですか?
「日本に帰ってきてからみんなに言われますね。でも自分自身はあんまり気付かないです。もちろん日本にいる時よりはウエイトもやっていますし、いまは79kgくらいなので。80kg近くあるので、そういう面では少し大きくなったかなと思います」

―もう少し増やしたいという思いはありますか?
「いや、でもそんなに……。走りが重く、遅くなっても嫌ですし、ある程度走れる速筋を増やしていきたいし、あまり増やしすぎるのは良くないなと思います」

―フランスで一定の活躍を収めたいま、また聞いてみたいと思っていたのですが、まだベルギー戦の夢は見ますか?ロシアW杯の後は何度も見ていたと聞きました。
「そのときは結構見ていましたが、いまは全く見ないですね。ただ、振り返ろうと思ったことはないですね。90分間見ようかなと思ったこともないです。ニュース番組とかでその当時はすごい流れていて、嫌でも見ていましたけど、いまあらためてあのシーンを見ようかとも思わないです。あの試合については見ようと思ったことはないので。ただ何かの拍子に流れていたとしても、そういうときは別に見ますけど、今さら見たところでっていう。また自らその悔しさを味わう必要はないだろうし、という思いはあります」

―乗り越えた、というより、過去の話になったという印象ですかね。
「そうですね。乗り越えたかというとちょっと難しいですが、過去の話ですし。ただ、悔しさっていうのは忘れることはないだろうし。あの試合の悔しさは…特に最後の3失点目では僕の目の前で決められたんで、ましてや何で追いつけなかったんだろうという自分の責任とかも考えると、たぶん乗り越えることはないんじゃないかなと思っているので、あの経験があったからって言えるように、これからのサッカー人生は突き進みたいと思っています」

―悔しさを乗り越える、悔しさを晴らすと簡単に言いますが、実際その立場になると難しいですよね。
「いやー、晴れないですよ。あの経験はちょっと…。今までと別次元というか。もちろん寸前で優勝を逃したこともあるし、いろんな悔しさを味わってきましたけど、ちょっと別の次元の悔しさというか。ちょっとあれは違いますね。あれはなかなか払拭はできないんじゃないかと思います」

―それはやはりW杯という空気感がそうさせるのですか?
「それは間違いないと思います。僕も初めて経験させてもらいましたが、本当に国と国が意地でぶつかり合う大会で、ましてやベルギーをあそこまで追い詰めたと言われ方をしますけど、うちが2-0になってからの相手の圧みたいなものは前半とは比べものにならなかったですし、まああの14秒間は本気の一撃やったと思うので、あれを止められるように日本全体がならないといけないと思います。ずる賢いこととか、ポーランド戦もわかりやすいと思いますけど、日本が…とかいろんなことを言われますが、勝つためなら何でもやるくらいじゃないと勝てないなと思いました」

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