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昌子源が振り返る激動の1年「あの経験があったから、って言えるように」

ゲキサカ / 2019年7月4日 20時12分

―そういう「勝つ」ということに関してでは、日本の中で鹿島アントラーズを上回るクラブはないと思います。
「鹿島は勝利に対する執念というのは、サッカー選手ならみんなそのメンタリティーは学んでほしいなと思うくらい執着していると思います。僕も他のクラブを経験していないので何とも言えない部分はありますが。あそこまで勝負強いとか、常勝軍団と言われるチームはないと思います。何年経っても常勝軍団と言われているので。タイトルが取れない時でも常勝軍団がついた後に何かが入るので、それを思わせるってそう簡単なことじゃないと思いますし、鹿島の凄みはそこなんじゃないかなと思います」

―今年から鹿島の取材をさせていただく機会が多くなったのですが、競り合った末の勝利を「1-0で勝つのが鹿島」と自信を持って言えるクラブは他になかなかないと感じました。
「鹿島は生え抜きがすごい多いイメージがありますし、強かったときは生え抜きがすごく多かったですけど、今年は生え抜きと半々くらいじゃないかな。ですけど、違うチームから来た選手が鹿島らしさを言えるのが鹿島の良さだと思いますし、違うチームで育った人が鹿島で生え抜きに『鹿島のDNA』とか『鹿島の血』とか言いますけど、違うチームの血が混じってもすぐに鹿島の血に塗り替えるのが鹿島の凄みだと思います。まあ、僕的には今の現段階の鹿島は鹿島の血に染まっていると思えないので、これからの鹿島に期待したいと思っています」

―昌子選手は現在、さきほど言われていたような「優勝したことのない選手が多いチーム」に所属しているわけですが、より鹿島の凄みを実感する機会が多いのではないでしょうか。
「そうですね。みんな優勝したいから鹿島に来ると思いますし、何で鹿島が優勝できるか、何で鹿島が優勝争いにいるシーズンを送れるかというと、僕とかも説明できないんですよね。だから鹿島にきて鹿島でプレーするのが理解するにはもってこいだと思うし、鹿島に移籍しようとする選手、移籍してきた選手はそれにプライドを持ってほしいし、生え抜きの選手も鹿島にいる重みを感じてほしいと思っています」

―また日本代表に目を向けると、W杯予選のスタートから代表活動に参加するのは初めてだと思います。意気込みを聞かせてください。
「前回の最終予選から参加して、最後W杯が決まった試合にも出してもらいましたけど、日本がアジアで勝って当たり前という雰囲気はもうなくなってきているなと感じています。実際、アジア杯ではカタールに負けて準優勝でしたし、それ以外にもサウジアラビアだったり、FIFAランキングで言うとイランがトップにいると思います。そういった国がある中で、簡単ではないのは間違いないですし、また過酷なアウェーもあります。一戦一戦を大事に、どれだけW杯に出ることが大事かは僕自身も経験させてもらったので、一戦一戦を無駄にせず、日本を代表して戦ってきたいと思います」

(インタビュー・文 竹内達也)

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