[Rookie League]桐光学園が優勝校・前橋育英破って2位を死守し、全国王手!

ゲキサカ / 2019年9月11日 12時59分

CB馬場拓己の決勝点を喜ぶ桐光学園高イレブン

[9.7 Rookie League A最終節 前橋育英高 0-1桐光学園高 時之栖うさぎ島G]

 7日、「2019 Rookie League」A Leagueは最終節を行い、2位・桐光学園高(神奈川)が全国ルーキーリーグ交流大会プレーオフ2回戦進出を決めた。桐光学園は、すでに優勝と全国ルーキーリーグ交流大会出場を決めている前橋育英高(群馬)と対戦。後半22分にCB馬場拓己が決勝点を決めて1-0で競り勝ち、2位を死守した。

 前橋育英は開幕7連勝で優勝を決め、1試合を残して7勝1分と無敗。A League最多得点、最少失点で進撃を続けてきた前橋育英は、15年大会でMF宮本優太(現流通経済大)らを擁した流通経済大柏高(千葉)が達成して以来となる無敗Vへ王手を懸けていた。この日はCB桑子流空ら6人が1年生チームから昇格し、前橋育英Bのメンバーとして県1部リーグに帯同。とは言え、リーグMVPと得点王2冠のFW笠柳翼らが本気で無敗Vを実現させようとしていた。

 一方の桐光学園はインターハイ日本一に貢献し、同大会優秀選手にも選出されたMF岩根裕哉がAチームで欠かせない存在になっているために不在。得点ランキング3位のFW田中泰英も負傷離脱中だったが、インターハイ登録メンバーであるFW三原快斗やAチームで経験を重ねている馬場らが先発した。先に試合を終えた西武台高(埼玉)と流通経済大柏が勝ち、試合開始時点での桐光学園の暫定順位は4位。久保昌成コーチ(桐光学園)は試合前に「はっきりしていて良いと思います」と語っていたが、プレーオフに進出するためには勝つしか無い桐光学園が見事に白星を勝ち取った。

 関東の1位・2位対決はハイレベルな攻防戦となった。後方からボールを正確に繋いでサイドへ運ぶ前橋育英はそこから切れ味鋭いレフティー・MF鈴木太智や突破力抜群の笠柳、FW守屋練太郎らの仕掛けなども交えて桐光学園ゴールに迫る。また、右SB正木綾人が右サイドを深くえぐってラストパスを入れるシーンもあった。

 対する桐光学園は相手にボールを握られる時間が増えていたが、良い形でのボール奪取から見せるカウンターは切れ味十分。この日、一際存在感を放っていた三原がドリブルや抜け出しから相手ゴールを脅かしたほか、アシストランキング首位のMF山市秀翔の展開力も活かした攻撃を見せていた。

 ただし、前橋育英は大会ベストDFに選出されたGK渡部堅蔵が守備範囲の広い動きを見せていたほか、DF陣が責任感の高い守備。簡単にはシュートを打たさない。それでも、後半22分に桐光学園が均衡を破る。左SB寺内倖大の右CKの流れから、左サイドを縦に突いた三原が絶妙なクロス。これをニアの馬場が頭で合わせると、ボールはファーサイドのゴールネットにゆっくりと吸い込まれた。

 前橋育英はすぐに反撃。サイド攻撃から決定的なシーンも作り出す。だが、馬場やGK吉田優翔を中心に守った桐光学園が1-0で勝利。全国進出へあと1勝とした。三原はプレーオフ進出の要因について、「みんな、自分がキャプテンという意志でずっとやっていたのでそこが結果に繋がったんじゃないかなと思います」と説明。そして、矢板中央高(栃木)と戦うプレーオフ2回戦へ向けて「ここまで来たので(Aチームのインターハイ優勝に続き、)こっちでも日本一を獲るという気持ちでやりたいと思っています」と意気込んだ。

 一方、前橋育英の鈴木は「初戦から良い試合、良い入りができていてチームが勝ち続けることができたんですけれども、優勝が決まってからチームに甘えが出たのかなという点があって、(残り2試合は)引き分けと負けという形になってしまった。そこをこれから、チームで振り返って、全国までにまた強化していきたいです」と誓っていた。

 一昨年の全国ルーキーリーグ交流大会は関東王者の日大藤沢高(神奈川)が優勝。だが、昨年は流経大柏が決勝で阪南大高(大阪)に敗れて準優勝に終わっている。前橋育英とプレーオフ2回戦の勝者が、関東代表の責任を持って全国に臨み、日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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