公式戦フル出場継続の冨安、パスカットからPKにつながるも…好機逃したボローニャはスコアレス
ゲキサカ / 2019年9月26日 10時12分
[9.25 セリエA第5節 ジェノア0-0ボローニャ]
セリエAは25日に第5節を行った。日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは敵地でジェノアと対戦し、0ー0でスコアレスドロー。冨安は右サイドバックで公式戦6試合連続のフル出場を果たした。次節は29日、敵地でウディネーゼと対戦する。
今夏加入からコッパ・イタリアで1試合、セリエAでは5試合でフル出場を継続させている冨安は、今節も右SBとして先発メンバーに名を連ねた。前半2分にはDFマッティア・バーニから近距離でパスを受けると、その隙を狙っていたDFアントニオ・バッレーカにボールを奪われる。冨安はカウンターのピンチを潰すため、致し方なくファウルを犯し、前節に続いて今季2回目の警告を受けた。
冨安は前節・ローマ戦(●1-2)でDFアレクサンドル・コラロフ、MFヘンリク・ムヒタリアン、FWエディン・ジェコといった面々をマークするタスクを担っていたが、今節は守備の負担も少なく、ビルドアップの起点としてプレー。前半24分には周囲とのリターンパスを繰り返しながら中盤まで前進し、攻撃を構築した。
冨安は前半40分にゴールに迫る。右サイドでパスワークに加わりながらハーフスペースに走り込み、パスを受けるとすかさず右足シュート。相手のブロックに遭ったが持ち前の攻撃力を発揮してみせた。
前半を0-0で折り返すと、後半も互いに拮抗状態。するとボローニャの絶好機を冨安が演出する。後半32分、冨安はジェノアDFドメニコ・クリーシトの縦パスをスライディングでカットし、そのままFWフェデリコ・サンタンデールにつながりカウンターへ。FWニコラ・サンソーネがPA内にパスを送ると、走り込んだMFロベルト・ソリアーノが敵陣内で倒されてPKを獲得する。
最大のチャンスを掴んだボローニャはサンソーネがPKのキッカーに。しかし相手GKの虚を突こうと放ったチップキックはクロスバーに当たり、先制点のチャンスを逃してしまった。試合はそのまま0-0で終了し、勝ち点1の痛み分けとなった。
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