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圧倒的強さでJクラブをなぎ倒す“街クラブ”FC LAVIDA、4戦15発の勢いで高円宮杯U-15初制覇に王手

ゲキサカ / 2021年12月26日 9時15分

先制点を挙げたFW中村公亮(3年)

[12.25 高円宮杯U-15準決勝 FC LAVIDA 4-1 鹿島つくばJY 味フィ西]

 2012年創設の“街クラブ”が大きな注目を集めている。高円宮杯JFA第33回全日本U-15サッカー選手権は25日に準決勝を開催。FC LAVIDAが鹿島アントラーズつくばジュニアユースに4-1で勝利し、初優勝に王手をかけた。

 FC LAVIDAは、技巧派集団として名を馳せる昌平高の育成組織として、同じグラウンドで練習を重ねる。FC LAVIDAから昌平を経たJリーガーには、アルビレックス新潟のFW小見洋太を始め、来季からはMF平原隆暉(高3年/北九州内定)、MF井野文太(高3年/北九州内定)、CB八木大翔(高3年/福島内定)もプロ入りが内定。育成組織として注目浴びるFC LAVIDAが、高円宮杯U-15で躍進を見せている。

 1回戦・G大阪門真JY戦(○3-1)、2回戦・岡山U-15戦(○3-0)、準々決勝・徳島JY戦(○5-0)を快勝で勝ち進み、昨年の成績を越えるベスト4進出。準決勝では、昨年準優勝の鹿島つくばJYと相まみえた。

 FC LAVIDAの村松明人監督は「ちょっと堅かったですね、立ち上がりは」と語るように、鹿島つくばJYのロングボール策に苦しみながら、試合は進む。

 先発の2列目は左からMF本田健晋(3年)、MF山口豪太(2年)、MF長璃喜(2年)。指揮官は2年生コンビを「特別というか、あの子たちにしかできないものがある。貴重な選手」と評価しつつ、この試合では本田の調子に目を向ける。前半途中には2列目を、左から長、本田、山口に変更。「本田のほうがゲームを進めていたように感じるので、本田を真ん中に置いて、プレスが緩いサイドに山口を回した」。ここから徐々にFC LAVIDAが優勢となる。

 前半38分に待望の先制点。FC LAVIDAは本田がPA左の深い位置まで入り込み、折り返しをFW中村公亮(3年)がダイレクトで沈める。「(本田くんから)絶対に上がってくると信じていた。ボールが来るのを待って、来たら当てるだけだった」(中村)。何度も練習を重ねた形が、大一番で結実した。

 前半を1-0で折り返すと、FC LAVIDAは後半10分に2枚替え。長と中村に代え、FW鄭志錫(3年)とDF西村虎太朗(3年)を投入。2列目は本田、鄭、山口、1トップは西村となる。この交代策が的中する。

 FC LAVIDAは後半20分の左CKから、鄭が決め切り、2-0と点差を広げる。同27分には2年生アタッカー・山口が魅せる。PA右から綺麗な放物線を描く左足シュートを決め、3点差とした。さらに、32分には西村がダメ押しの4点目。連続得点で、勝利を手繰り寄せた。

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